我々夫婦の教育に関する共通意見は「息子達には出来るだけ自由な時間を過ごさせてやり、自分自身でやりたいことを見つけられる環境を作ってあげること」。つまり「本人達が望まない習い事をさせないこと」「時間に支配された生活はさせない」というのが基本です。これは我々夫婦がそれぞれの両親に与えてもらった環境そのもの。
朝早くに学校に出かけて、帰ったらすぐに塾や習い事に出かけて、遅い時間に帰宅したら寝るだけ…という現代にありがちな子供達の環境とは対極に位置する生活スタイルですが、一緒に夕食も食べられない、親とのコミュニケーションの時間を削ってまでの勉強の意味や、我が子の習い事の数を自分のステータスとして満悦するような親が存在すること等を考えると、やみくもに勉強させることに「良い結果」があるとは思えない…というのが我々夫婦が行き着く共通意見になります。
そんなワケで、ウチの息子達は二人ともこれまで一度も塾や習い事とは縁がありませんが、それぞれ沢山の「好きなもの」を見つけて、夢中になっています。ここまでだけ読むと「まったく勉強させていない(笑)」ように聞こえますが、実は我が家にはウチの中の至る所に妻や私が仕掛けた「知らず知らずのうちに勉強になっているスポット」が存在します。
以前紹介したトイレの扉の漢字表をはじめ、最近では同じくトイレットペーパーのすぐ側に、英語の単語のカードを日替わりで取り替えています。このカードは以前私がお仕事で数々の教材のイラストを担当した英会話のAEONの「Frank&Friends」というキッズ用の教材で、約240枚の英単語とイラストが描かれたポストカードサイズのアイテム。
授業で英語を頑張っている長男はもちろん、これから英語に親しんでいく次男にも自然な導入として、トイレに入る度に目にとまるようになっています。