ここ数年間の私の一日の締めくくりとなっているのが、就寝前の漫画読書。寝室の南側にある膨大な絵本の蔵書を誇る「おうち図書館」の対面に位置する、北側のクローゼットに収められている、私が若き日に愛読していた数々のコミックは、いくつものダンボール箱に収納されているため、絵本のようにすぐに手に取れるような状況ではないけど、その時の気分によって作品を選んでは箱から取り出して、A型の性格らしく1巻から最終巻まで順序良く読み進めていく日々を続けています。
ということで、現在就寝前に読んでいる作品が、80年代、高校時代の私を虜にした「うる星やつら」。高橋留美子さんの作品は他にも代表作である「めぞん一刻」をはじめ、数々の作品が手元に残っていますが、やはりこの「うる星やつら」の世界観とギャグセンスは、今読んでみても素晴らしいの一言。次から次へと登場する多くのキャラクターには、それぞれに独特の魅力があり、それらが見事に融合しあって、唯一無二のうる星ワールドを作り出しています。
「うる星やつら」といえば、「Dr.スランプ」と共に水曜日の7時~8時枠の黄金期アニメとしても懐かしいところ。とても今から30年近くも前のこと…だなんて思えませんが、当時の音楽業界のテクノ全盛の風潮とも巧く同調したBGMで、とにかく「ナウい」(笑)作品でした。もはやなんの説明もいらない奇跡的な初代OP曲はもちろん、ヴァージンVSの担当した「星空サイクリング」は、今でも私のiPodに収められており、聴く機会が多い80年代の名曲のひとつです。