Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

リヨンちゃん

2011-10-22 17:36:21 | Quatre Cat

脳の病気をして以来、いっきに人が変わったように老け込んでしまった父ですが、昔のお洒落で紳士的だった頃にはほとんど興味を示さなかったドリフのコントが、どういうワケか身体が不自由になって以降の唯一の笑点となっています。
日常の笑顔はほとんどなくなってしまっていても、YouTubeで「威勢のいい風呂屋」なんかを見せると、顔を思いっきり緩ませて笑っている姿を見て、今年のバースデープレゼントはこれしかないと確信し、先日「ドリフ大爆笑」の3枚組DVDを入手した私は、今週の月曜日にリハビリ病院から退院してきたばかりの父へプレゼントするタイミングを見計らっていました。なるべく早く届けたくて妻のギックリ腰が治ったらすぐに京都に行くつもりをしていましたが、昨日弟から「原因は不明だけど、急に腰が痛くなってしまったみたいで、また急に全く歩けなくなってしまった…」との連絡が…。
再入院が必要だということで、本日部活で終日試合に出かけている長男と、ぎっくり腰の妻を残して、次男と私の2人だけでドリフDVDを持って京都の実家へ。
午前中から在宅の先生と看護婦さんが来てくださって、すぐにこの前の病院のベッドをひとつ確保する手配をしてくださり、午後一番で再入院となりました。昨夜から動けなくなってベッドに寝たままになり、リビングに出て来ることも出来なくなったことを聞いて、父の部屋でもDVDが見られるようにiBookを持参していたので、病院に出発するまでの数時間だけでもドリフのDVDを見せてあげることが出来て、本当によかったです。腰は痛そうでしたが、思った通り昨今では見たこともないレベルの父の笑顔を見ることが出来ました。これからもお見舞いの時にiBookとドリフのDVDを持参することが確定です。
さて、月曜日以来で訪れた実家で、すっかり「ココのおウチの子」として馴染んでいたのが宙ちゃん改めリヨンちゃん。母はもちろん、弟や妹の旦那様にも「とってもいい子」というお墨付きをもらって、おひさまの当たる暖かいリビングでいきいきと遊んでいました。妹に関してはねこたでは出来なかった「立て抱っこ」が出来ることをお喜びしていて、度々ここに訪れているみたいです。それにしてもやっぱりハンサム君です。