Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

ものいうほね

2011-10-23 16:26:32 | Quatre Collection

本当ならこの休日にはいろいろな予定があったのですが、ギックリ腰が完治していない妻の大事をとって、今日はお家の中でのんびりと過ごす休日に急遽変更。
現在日曜洋画劇場の45周年ということで、ダイハードが順番に放送されていますが、先日初めて一作目を観た息子達が、予想通りその内容にハマったので、本日の午後は家族で「ダイハード2」を観ることに。妻と私はもちろん何度もこの映画を観ていますが、こうしてあらためてゆっくりとソファに座って観るのも久々だったので、とても日曜日らしい日曜日…という感じでした。
さてブルース・ウィルスのアフレコと言えば、声優界の大御所である野沢那智さん。残念ながら去年の今くらいの時期にお亡くなりになられましたが、こうして数々の作品で今でも彼の声が聞けることは嬉しいかぎり。幼少の頃の私には手塚治虫さんのアニメ「悟空の大冒険」で三蔵法師の声を高めのトーンで演じられていた印象が強かったのですが、その後の「エースをねらえ」での宗方コーチを渋いトーンで演じられていたり、はたまたスターウォーズのC-3POをコミカルに演じておられたりで、その声のトーンの多彩さで大好きな声優さんの一人となりました。
そんな野沢さんのお仕事の中で私がもっとも好きな作品が、絵本をアニメーション化するシリーズ「世界絵本箱」の中の「ものいうほね」という作品の語り。ウィリアム・スタイグの多くの絵本の中でも特に魅力的なこの「ものいうほね」で、野沢さんは読み聞かせのようでいて、各キャラクターやナレーションを多彩な声のトーンで演じ分けた素晴らしい演技力で、我々を惹き込んでくれます。ほんの数分の作品ながら、野沢さんの様々な声のトーンが一気に楽しめる作品としてかなりお薦めです。ちなみにこのアニメ版は、BGMもとにかく素晴らしいのでぜひ上記のリンクよりご覧ください…。