ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

ナナちゃんが教えてくれたこと

2017-07-06 17:47:22 | またね🎈ナナちゃん
毛玉をズルズル引きずっていた捨て猫ナナちゃんの悲しいシンデレラ・ストーリー。



ナナちゃん は捨てられるまで、すごく可愛がられていたと思うのです。

ご飯の催促をしません、猫じゃらしで上手に遊びます。
そして毎日ブラッシングしないと毛玉が出来てしまう毛質。

お外へ放たれて、怖いし寒いしお腹は減るし...でも、ずっと我慢をして待っていたのだと思います。
飼い主が迎えに来てくれ、お家に戻れることを、焦がれていたのでしょう。

新しいお父さん&お母さんに愛され「願いが叶った🌟」と万感胸に迫ったのかもしれません。

人や環境は変わっていても、優しく呼びかけられたり大切に撫でられる感じで、愛情を思い出し満足をして、亡くなったのだと思います。
人間に対して一途な子でした。

ナナちゃんを知る前は「子供が猫アレルギーになった」「急な転勤で連れていけない」と里親様募集される猫たちに対して、遺棄や保健所へ持ち込むより賢明な選択だと、良縁を願っておりました。

今は、共に過ごしてきた家族と別れなければならない猫の憂苦を想い「なんとかならないのかしら」と胸を締めつけられます。

ナナちゃんが教えてくれました...。
一緒に暮らす家族は猫にとって、かけがいのない大切な存在で、離れなければならないのは辛く悲しい不幸なことなのだと😿

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また会おうね、ナナちゃん

2017-07-06 10:32:00 | またね🎈ナナちゃん
毛玉をズルズル引きずっていた捨て猫ナナちゃんの悲しいシンデレラ・ストーリー。



ハッピーエンドで、蝶よ花よのお姫さまになったナナちゃん ...でしたが、突然の暗転。

「ヒドイことをする‪💢」とタメ息をつきながら、オバケ毛玉を刈り取ってくれた病院へ、ナナちゃんも通っていました。

その獣医師から、9月末に連絡がありました。
「ナナちゃん、腎臓が悪いため通院しているけれども、車で来ると吐いてしまう。
歩いて行ける距離の動物病院を紹介しては?」と。

ナナちゃんお母さんへボランティアが利用する ご近所の病院をお薦めしました。

その際に、ナナちゃんお母さんが落ち込んでいたので、どちらかというとそちらの方が気がかりだったのです。

譲渡時の血液検査では異常はなく、何よりナナちゃんは幸せになって然るべきのシンデレラですもの👠👸🏼
療養食を見繕い送り、そのうちにお見舞いへなどと考えていました。

新しい病院での診断結果、食欲不振&体調不良の原因は「悪性リンパ腫」の疑いがあるとのこと。

パニックになる暇もありませんでした。その報告を受けてから、僅か12日後にナナちゃんは亡くなってしまったのです。

前夜ナナちゃんは、お父さんとお母さんをしばらく見つめていたそう。
きっと「ありがとう」を伝えたのだと思います。

翌日お気に入りのベッドで、いつもの寝姿で、息を引き取りました。

🌟2月27日/保護
🌟5月21日/正式譲渡
🌟10月27日/永眠


5ヶ月間の幸福でした。
もう別れを経験したくないと葛藤の末、里親様へ挙手して頂いたナナちゃんお母さんに、ただただ申し訳ない気持ちの私。

ナナちゃんお母さんは「お譲り頂いたのに、こんな事になり申し訳ありません」と。
お互いに、泣きながら謝るばかりでした。

さすがにこの時ばかりは、神様を恨みました。
画像は天使になる2週前の子猫のようなナナちゃん。

やがてナナちゃんが、遺してくれた大切なものに気がつきます。

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