「人道的手段という観点と、クロウサギ以外の生態系」のタイトルで質問を頂戴致しました。
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初めまして、オーストラリアのノネコ問題について書いた者です。
素人質問で申し訳ないのですが、奄美大島の危惧種ってウサギ以外にはいないのでしょうか?
基本的にああいう環境において「ノネコと共存」での生態系の維持って相当厳しいと感じてしまうのですが…
あと、TNRは人道的手段として捉えられていないという事実はご承知かと存じます。
譲渡or安楽殺が一番人道的手段であるのにも関わらず、ウサギ含め各固有種の殺傷の可能性を延長しつつ、ノネコ自身の人道性も欠くTNRを譲渡/安楽殺より推奨するメリットが知りたく質問させていただきました。
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コメントをありがとうございました。
反論や疑問点があれば お寄せ頂ければと思います。
正面衝突を避けるから、誹謗中傷合戦になり、負傷者や被害者を生み出すのだと常々感じています。
〇 TNRは人道的手段として捉えられていないという事実はご承知かと存じます。
存じ上げません、初耳です。
全国廿浦ン百万人くらいはいて欲しい猫の団体やボランティアの全員が、そんなコト露ほども思ってはいないでしょう。
全ての猫に関わる動物愛護家は、TNR活動 を基本にしています。
保護だけであったとしても、TNR 教室を開催したり、捕獲器を貸出ししたりと推奨しているはずです。
私たちは非人道的な集団なのでしょうか?
ボタンの掛違いはココではないですか?
こんな出来事がありました。
ある日、動物病院へ。
昼前に捕獲器のまま持ち込むのは、大概TNR です。
待合室の数人から「捕まったの!どっち?」(初対面ですよ)
捕獲器は、布で包むため中の様子は見えません。
「メスです。3ヶ月かかって やっと!」と私。
すると、声をかけて下さった方は
「おめでとう!良かったわね」と拍手してくれたのです。
それに連鎖したかのように周りの人からも祝福されて…何だか照れくさいやら恥ずかしいやら。
メスの成猫は捕まりにくく、そういう個体ほど出産を繰り返すのです。
拍手喝采とまではいかなくても、ロッキー並みのガッツポーズはフツーに有りです。
TNR は、非人道的な手段ではなく、不幸な望まれない命を増やさないための「最終手段」です。
そして、今がまさに最終的な時なのです。
深夜の路地裏で作戦会議、目を血ばらせて張り込み、髪の毛振り乱して捕獲器を設置…非人道的なことのためにしていると思いますか。
そうならば、とっくに逮捕されているわ、私。
私の周りには、TNR活動 に半生を捧げたり、財産を注ぎ込む人々も多く存在します。
是非とも、それは「ナゼなのか」と思いを巡らして下さい。
日本では、TNR→地域猫として管理をしていきます。
理由は計りしれませんが、国土風土に合っているのでしょうか。
動物愛護はもちろん、自治体対策としても人々の繋がりや地域おこし的にも功を奏しています。
ただし地域猫活動は、主に市街地での展開となり、奄美大島では不向きかもしれません。
〇 TNRを譲渡/安楽殺より推奨するメリットが知りたい
奄美のケースは、ザックリ消去法で考えました。
1/安楽殺
ノネコ認定で然るべき駆除はNG!
未来を見越すならば、絶対に許すわけにはいきません。
もしも東日本大震災ような事態が再び起きたら、既成事実がある以上、環境省はノイヌ・ノネコは直ちに射殺とするかもしれない懸念があるからです。
これが「森の猫とクロウサギを救おう」とした保護計画だったら問題なかったと思います。
東京都方式で、譲渡に向かない個体は安楽死していれば(殺処分数にカウントしないし)表面上は事なきを得たかもしれません。
2/保護譲渡
全頭を保護譲渡は(無理な頭数ではないが)資金・時間・マンパワーを莫大に消費します。
そして、我々の思い通りには運ばず、そのシワ寄せは猫たちにというのがデフォ。
もう、いい加減にシフトしましょう。
保護譲渡では過剰繁殖は解決しません。
3/TNR
たぶん皆さんは、TNR を徹底すれば徐々に頭数は減り、5年後に半減し10年後には野生の猫ほぼゼロになるということが抜けているのだと思います。
10年かけてチミッと捕獲する計画を、猫の繁殖スピードも考慮して、専門家がゴーしたのであれば、向こう10年は共存可能だということじゃないのかしら。
希少生物も生態系保全も、10年間はキープできるのだろうと私は受け止めました。
要は10年後に森から猫がいなくなればイイんでしょ?
だったら、TNR がベストという意見。
健康なのに命を奪われることもなく、慣れない環境で一生を過ごすでもなく、一代限りの生涯を全うするチャンスを人間が知恵を使って与えるべきでは?ということです。
つーか、計画が杜撰過ぎるの一言に尽きます。
~関連記事~
■ オーストラリアと奄美の猫事情
■ 奄美自然環境センターの狙い
■ 研究者に騙されるな!ノネコ問題
■ 環境省に騙されるな!ノネコ問題
■ 奄美ノネコ駆除の問題点1
■ 奄美ノネコ駆除の問題点2
■ 奄美ノネコ駆除の問題点3
■ 日本にノネコなんていないもん
■ ネコとノラネコとノネコと
■ ノネコってナンだ?
■ 無用の用であるノネコたち
■ 奄美大島の猫3千匹殺処分計画
【 ねこてん 公式HP 】
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初めまして、オーストラリアのノネコ問題について書いた者です。
素人質問で申し訳ないのですが、奄美大島の危惧種ってウサギ以外にはいないのでしょうか?
基本的にああいう環境において「ノネコと共存」での生態系の維持って相当厳しいと感じてしまうのですが…
あと、TNRは人道的手段として捉えられていないという事実はご承知かと存じます。
譲渡or安楽殺が一番人道的手段であるのにも関わらず、ウサギ含め各固有種の殺傷の可能性を延長しつつ、ノネコ自身の人道性も欠くTNRを譲渡/安楽殺より推奨するメリットが知りたく質問させていただきました。
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コメントをありがとうございました。
反論や疑問点があれば お寄せ頂ければと思います。
正面衝突を避けるから、誹謗中傷合戦になり、負傷者や被害者を生み出すのだと常々感じています。
〇 TNRは人道的手段として捉えられていないという事実はご承知かと存じます。
存じ上げません、初耳です。
全国廿浦ン百万人くらいはいて欲しい猫の団体やボランティアの全員が、そんなコト露ほども思ってはいないでしょう。
全ての猫に関わる動物愛護家は、TNR活動 を基本にしています。
保護だけであったとしても、TNR 教室を開催したり、捕獲器を貸出ししたりと推奨しているはずです。
私たちは非人道的な集団なのでしょうか?
ボタンの掛違いはココではないですか?
こんな出来事がありました。
ある日、動物病院へ。
昼前に捕獲器のまま持ち込むのは、大概TNR です。
待合室の数人から「捕まったの!どっち?」(初対面ですよ)
捕獲器は、布で包むため中の様子は見えません。
「メスです。3ヶ月かかって やっと!」と私。
すると、声をかけて下さった方は
「おめでとう!良かったわね」と拍手してくれたのです。
それに連鎖したかのように周りの人からも祝福されて…何だか照れくさいやら恥ずかしいやら。
メスの成猫は捕まりにくく、そういう個体ほど出産を繰り返すのです。
拍手喝采とまではいかなくても、ロッキー並みのガッツポーズはフツーに有りです。
TNR は、非人道的な手段ではなく、不幸な望まれない命を増やさないための「最終手段」です。
そして、今がまさに最終的な時なのです。
深夜の路地裏で作戦会議、目を血ばらせて張り込み、髪の毛振り乱して捕獲器を設置…非人道的なことのためにしていると思いますか。
そうならば、とっくに逮捕されているわ、私。
私の周りには、TNR活動 に半生を捧げたり、財産を注ぎ込む人々も多く存在します。
是非とも、それは「ナゼなのか」と思いを巡らして下さい。
日本では、TNR→地域猫として管理をしていきます。
理由は計りしれませんが、国土風土に合っているのでしょうか。
動物愛護はもちろん、自治体対策としても人々の繋がりや地域おこし的にも功を奏しています。
ただし地域猫活動は、主に市街地での展開となり、奄美大島では不向きかもしれません。
〇 TNRを譲渡/安楽殺より推奨するメリットが知りたい
奄美のケースは、ザックリ消去法で考えました。
1/安楽殺
ノネコ認定で然るべき駆除はNG!
未来を見越すならば、絶対に許すわけにはいきません。
もしも東日本大震災ような事態が再び起きたら、既成事実がある以上、環境省はノイヌ・ノネコは直ちに射殺とするかもしれない懸念があるからです。
これが「森の猫とクロウサギを救おう」とした保護計画だったら問題なかったと思います。
東京都方式で、譲渡に向かない個体は安楽死していれば(殺処分数にカウントしないし)表面上は事なきを得たかもしれません。
2/保護譲渡
全頭を保護譲渡は(無理な頭数ではないが)資金・時間・マンパワーを莫大に消費します。
そして、我々の思い通りには運ばず、そのシワ寄せは猫たちにというのがデフォ。
もう、いい加減にシフトしましょう。
保護譲渡では過剰繁殖は解決しません。
3/TNR
たぶん皆さんは、TNR を徹底すれば徐々に頭数は減り、5年後に半減し10年後には野生の猫ほぼゼロになるということが抜けているのだと思います。
10年かけてチミッと捕獲する計画を、猫の繁殖スピードも考慮して、専門家がゴーしたのであれば、向こう10年は共存可能だということじゃないのかしら。
希少生物も生態系保全も、10年間はキープできるのだろうと私は受け止めました。
要は10年後に森から猫がいなくなればイイんでしょ?
だったら、TNR がベストという意見。
健康なのに命を奪われることもなく、慣れない環境で一生を過ごすでもなく、一代限りの生涯を全うするチャンスを人間が知恵を使って与えるべきでは?ということです。
つーか、計画が杜撰過ぎるの一言に尽きます。
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■ 奄美自然環境センターの狙い
■ 研究者に騙されるな!ノネコ問題
■ 環境省に騙されるな!ノネコ問題
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■ 奄美ノネコ駆除の問題点2
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■ 日本にノネコなんていないもん
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■ ノネコってナンだ?
■ 無用の用であるノネコたち
■ 奄美大島の猫3千匹殺処分計画
【 ねこてん 公式HP 】