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東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

動物利権に加担しないために

2019-05-25 20:50:16 | 奄美ノネコ駆除問題


「奄美大島のノネコ問題」は、云わばサービス問題。
因数分解の中に × ÷ 算で解ける問があるような感じ。
コレが出来ないのであれば、基礎から見直しましょう。

正しい動物愛護を考えるキッカケにして、是非とも明察な知識を次世代へバトンタッチして下さい。

特に犬の愛護の方々、猫と同じ土俵で語られることが多いと思います。
でも、活動の目的や内容は少し異なります。
そのことを知って頂く機会になればと思っています。

あと、TNR は人道的ではないとする獣医師さん、いまさらトキソでノネコ脅威を煽る新聞記者さんも必読ですよ。

数回に渡っての投稿を予定しております。
皆さま、どうか拡散をお願い致します。



〇 10年計画

駆除のため捕獲に10年をかけるのは有り得ません。
私たちは「1匹の未手術メス猫を外へ放り出せば1年後に野良猫は70匹に増える」と注意喚起します。

猫は多産多胎。
今は1回も産ませない早期不妊去勢手術(体重2kg 以上&約生後4ヵ月から)をお薦めしています。
要するに、猫の繁殖スピード拮抗する迅速な対処が必要なのです。

60代女性で「 TNR 年間100頭ぐらいかな」という方は、ザラザーラッといらっしゃいます。
私の師匠は、サビ残当たり前の職務をこなしながら、年間800頭をしたことがあります。
この数字、覚えていて下さいね。

それを奄美では“ 年間300頭目安で10年を費し3000頭 ”って…「なめとんかワレ」な数字。



ココで「自然環境研究センター」の業務やら雇用の拡大など利権絡みであるとサラッと看破しなきゃだわ。

これを踏まえて、どうぶつ基金や文春は調査をし情報発信しています。
それをヘイトだの捏造だの言う人の脳内こそがデマだと思います。



全国で“ 野良猫にも手術しよう ”と広まっていく中で、TNR 活動を先行するべきか否かという議論が持ち上がっています。

TNR が中心にあれば、どちらも正しいのだろうと思います。
私自身は TNR ありきの地域猫活動、地域猫活動のための TNR と考えています。

そして、ワンクール10年としています。
長丁場ですよね。
この期間に協力者を得たり、住民に周知して貰うため広報に務めます。

やはり『一刻も早く手術してあげたい!一匹も不幸な命を増やしたくない!』という気持ちの方が強くあります。

だから、年末年始に(GWでは間に合わない)ホカロン怪獣になって鼻水垂らしながら TNR したり。

餌やりさんが見つかなければ、何ヶ所も掛け持ちでカート引きずりながら給食しました。



奄美の件では、世の中の大多数が犬や猫トラブルの核心は「過剰繁殖」にあるとは理解していないことが判明。
皆さん、無知につけ込まれたのですよ。

ペットの問題を解決するためには、過剰繁殖を食い止めなければなりません。

その対策は、駆除でも保護でもなく「繁殖制限」だけであると認知を広げるために、不妊去勢手術の徹底は最優先されるべきなのではないかと思っています。

駆除の前に 不妊去勢手術(TNR)
保護譲渡の前に 不妊去勢手術(TNR)
地域猫活動の前に 不妊去勢手術(TNR)
餌やり禁止の前に 不妊去勢手術(TNR)
室内飼い条例の前に 不妊去勢手術(TNR)
遺棄虐待に怒る前に 不妊去勢手術(TNR)
殺処分ゼロの前に 不妊去勢手術(TNR)

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