ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

死因は殺処分ゼロ

2019-08-03 22:35:16 | 2019 虐待収容ピースワンコ
樫原弘志氏、ジャーナリスト視点からのピースワンコ問題。
■ PWJのずさんな死亡犬報告



今回は神石高原町開示資料より、ピースワンコ神石高原町シェルターにて、登録後に死んでしまった犬の頭数などが明らかになりました。

私としては殺処分を免れながら、ナゼ死に至ったのか、個々の詳細な死亡理由を教えて欲しいと思いました。
これは動物愛護の立場から。
それはマイナスされた数ではなく、一つひとつ唯一無二の命だから。

常々に思うのですが、どうしてピースワンコは保護総数や死亡した頭数を隠すのでしょうか。
現在は譲渡数しか解りません。

ふるさと納税による支援で運営しているのですから、公示する義務があると思います。



「殺処分ゼロ」を目指すと動物の命は、人間にとって数字になっちゃう。
殺処分でなければさえOK!
ゼロにさえすればGood!

センターから頭数制限なしに引き取り、収容後は適正管理して貰えず野垂れ死させる…でも自然死、殺処分じゃなくて万々歳。

過剰収容でネグレクト状態におかれた犬たちが、リンチで死傷したり、バルボが蔓延したりしても「仕方ない」ことなのでしょうか。
一生懸命、殺処分ゼロにしているから「不可抗力」ですか。



ずっと小さい頃から私は、野良犬や野良猫も同じ命あるものと接して欲しいと願っていました。

どうしたら、嫌われないかな?
どうしたら、虐められないかな?
とうしたら、命を奪われないかな?

数を減らすことが重要だと知りました。
そのためには、産み増やさないことと知りました。
増やさないようにするには、避妊去勢手術をしなければならないと知りました。
一生に一度だけ犬猫に手術をするだけで、不幸な命は少なくなると知りました。

頭数が減少すれば、皆んな大切にしてくれるはず。
望まれない命も、生きたいのだと解ってくれるはず。
軽く扱われていた命は、きっと格差がなくなるはず。

その結果として「殺処分ゼロ」になればいいなと思っています。



殺処分ゼロを目標にしたら、犠牲となる命があります。
殺処分だけを回避すれば、悲しみ苦しむ命は多くなります。

殺処分ゼロを掲げ、多額の寄付金を集めたピースワンコ。
その施設で命を落とした犬たちの死因は「殺処分ゼロ」なのかもしれません。