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開示文書から紐解くピースワンコ

2019-08-07 21:30:27 | 2019 虐待収容ピースワンコ


動物愛護外からピースワンコ問題を経済ジャーナリスト樫原弘志氏が切り込んで下さいました。
■ふるさと納税見直し、神石高原町の場合
■1/PWJとのわかれ道
■2/PWJのずさんな死亡犬報告
■3/PWJの要望検討 午前2時の部長指示
■4/誓約書の点検怠る? PWJ監視甘い愛護センター
■番外編/不備な書類申請でもピースにワンコを引き渡しhttps://note.mu/kashiharahiroshi/n/n7d1638a9ae89
■5/公開済みも黒塗りに PWJ情報隠すhttps://note.mu/kashiharahiroshi/n/n043d5d89b8d0

社会問題として提起して頂き、有り難いです。
私に出来ることは、誤りに気がつき、世間に注意喚起することまで。

動物愛護の世界は、とにかく正しい知識を広げること。
動物たちにも命があると知って貰う、その声なき声を届けること。

ピースワンコは、疑問視する声( 不適切な管理体制・過剰収容によるネグレクトなど)を徹底的に撥ねつけ、そして隠蔽。

皆さんに、見えないところで犬たちは苦しんでいるのです。
「なんとかしなければ!」
でも、全く手が出せないという状態。



その中で、行政の対応に腑に落ちないことが多々ありました。
今回の広島県開示文書から、点と線が繋がったように受け止めています。

〇 2年半以上前より、既にピースワンコでは狂犬病予防が追いつかなかったこと。

〇 私たちが監督する立場にあるとした愛護センターではなく、ピースは県庁幹部と直接協議していたこと。

〇 県側もPWJも、その場をやり過ごすことや責任のタライ回ししか考えず、改善ではなく収束を望んでいること。

狂犬病予防接種に対応が出来ないということは、保護収容施設として成り立っていないのです。
当然、避妊去勢手術も、バルボ発生時の対処も怪しい、犬同士のケンカ死傷についてピースは認めています。

こうなったら、金銭や努力とか熱意での解決は不可能。
今いる頭数を減らすこと、生き物を3千なんて人が管理するのは無理。



譲渡を必死になって進めても、それ以上の野犬が、センターへセンターからピースワンコに運ばれてくるのです。

おそらく、ずっと際限なく。
おそらく、PWJは受け入れ続けます。

だから、ピースワンコへ譲渡(引渡し)停止を一刻も早くと求めています。
これから、不幸な命を増やさないためです。

しかし、この決断を下すと殺処分再開を避けて通れません。

そのため、動物愛護側からピースワンコへNOとする動きは大きくなりませんでした。
そのため、行政側はジョーカーを引きたくないばかりに、PWJに協力せざるを得ないのでしょう。

「殺処分される命を減らしたい」希望とピースワンコが書類送検された案件は、別々に捉えるべきではないか、樫原氏レポートによって、あらためて突きつけられたように思います。

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