マスコミや政治家の多くは、決して動物愛護を理解しているのではなく、賛同を得るために理解しやすい動物愛護(カワイイ・カワイソウ)を利用するだけです。
聡明な皆さまには、問題の根っこを探り当てて頂きたいと思います。
ラブラドールについて、紫友会は一時保護しただけで、所有権は飼い主にあります。
ナゼ 他所様の子を勝手にテレビに出したり、正式な手順を踏まずに我が子とするのか...非常識です。
法律上は返却をしなければなりません。
飼い主さんには16年一緒に過ごして来た歴史があります。
幾度も「返して」と訴えているそうです。
もしかしたら、謝りたいと思っているかもしれません。
犬の方も、お父さんお母さんに会いたいと思っているかもしれません。
是非とも、ペットとお暮らしの方には想像して欲しいのです。
私は、一方的に悪者にされ、家族を奪われ、追い込まれているだろう飼い主さんが気の毒でなりません。
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虐待動画犬の保護は正しかったのか?
連休中に犬を蹴っている動画がSNSで拡散されました。
投稿者は高校生で「どうしたらいいですか」と呼びかけ。
目にして、いてもたってもいられなかったのだと思います。
多くの方が「警察へ」と応えていたのですが、京都府の犬を広島県の愛護団体が保護をしたとのこと。
えー、狐につままれたよう。
翌日にワイドショーでも報じられました。
ナントこの団体は、口頭承認だけで犬を連れて来てしまっていたのです。
ホントに保護団体???
雑な印象のレスキューです。

⚠
平成28年 全国の警察署へ配布済。
提示して適切な対処を求めて下さい。
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なるたけ越境はしないで
暴力的な虐待や多頭飼育でのネグレクトは、近所の方が気づかれることが多いと思います。
どちらもナーバスな事案。
まずは最寄りの警察へご相談下さい。
一人では心許なかったら、地域の問題として町内会と連携することをお薦めします。
出来るだけ、多方面から支援が可能な環境を整えます。
これは、飼い主の孤立化を防ぐためです。
この件では、京都愛護センター→地元の団体&ボランティアへ託します。
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所有権は絶対です
出来得るのは「緊急避難」まで、治療目的で一時的に預かるなどです。
飼い主が所有権を放棄、あるいは他者へ譲渡する意思がない限り、虐待魔だろうがホーダーだろうが返さなくてはなりません。
⚠
権利移管を証明する書類等が必要!
殺されるかもしれないと察しても、拒まれれば介入できない児童相談所と同じです。
これを念頭に置いて下さい。
つまり、飼い主さんと話し合いが可能な関係を構築することが最優先されます。
悩みを聞き出し、その上で適正飼育をアドバイスをし、見守っていくのも一つの方策です。
こちらは、保健所(愛護センター)がサポートしてくれます。
それでも改善が難しいようならば譲渡を提案します。
里親探しをお手伝いしたり、一時保護先へ預けたりとなります。
飼い主さん(ご家族)に納得して貰うことが大切です。
犬の保護者である人へ手を差し伸べ、問題を探っていく...そうしなければ動物虐待自体が解消されません。
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法律を変えるのは難しい
このペットの所有権(財産権)に関して改正するには、法を全体から見直す必要があり、簡単ではありません。
なので、アニマルポリスを設置し権限を持たせようとしたのですが、時期早尚となってしまいました。
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「かわいそう」だけでは救えない
愛護活動をしている人であれば、この所有権の壁で、多少の辛酸を舐めています。
パピーミル・素人ブリーダー・多頭飼育・ネグレクト etc...救いたくても手が出せないのです。
だからこそ、慎重に取り扱わなければなりません。
地域猫活動でも、放し飼い猫に対して不妊手術や外へ出さないよう説得するまで、何ヶ月も要することはザラです。
今回の件は、飼い主さんが返還を求めたら応じなければなりません。
まだ解決していません。
16年も犬と共に過ごした人をワンシーンだけで、犯罪者のように糾弾することは正義なのですか?
🔻
散歩に連れて行っている
🔻犬は汚れておらず痩せてもない
🔻人間に対してオドオドする様子も見られない
もしも、これが老猫だったら、ひとりっ子育ちを5時間移動させ、シェルターへ強制連行する判断を私はしません。
感情的な勇み足は危険です。
静観が犬を守ることに繋がります。
どうぞ皆さん、CoolDown を!
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