ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

ノネコの明日これからの奄美

2019-09-01 22:20:57 | 奄美ノネコ駆除問題


私は野良猫専門のボランティア。
困っている野良猫を保護したり、望まれない命が増えないようTNRしたり、猫トラブルで お悩みの人に地域猫活動を始める お手伝いをしたりしています。

その中で、棄てられたり 虐められたり 処分される不幸な動物を減らすために、必要な“種”を見つけました。

それは「人々の意識を変える」こと。
飼い主のいない外暮らしの野良猫さんにも、私たちと同じ命があると知って貰うこと。
皆んなが、かわいそうの先を考えた時、人と動物の共生社会に近づくのだと思っています。

これからの動物愛護は、人の認識を どうチェンジさせるのかがメチャ重要。

だから、間違えた情報を流されるのが死ぬほど怖い。
いつも時間が巻き戻ってしまうと、エスカレーターを逆走している気分になります。



ピースワンコの不妊去勢をしない方針にはビビりました。
そんな世迷言、食い止めなくてはと必死でした。

保護犬が4桁になった時点で、とんでもないことになると見通せたので、皆さんに ふるさと納税での支援を思い留まらせたい気持ちも加わりました。

殺処分される命へ善意の寄付金、それが苦しむ犬を増やすことになると分かっていたから。
お小遣いから子供がしていたら、あとで傷つくのではないかと心配でした。



奄美ノネコは、殺処分ありきより造語ノネコより、TNRを含む動物愛護 完全封鎖がヤバイと思いました。

外猫をゼロにしたいのであれば、一にも二にもTNRです。
猫の愛護活動は、それが主ですから、スキルも調査も人材も数段上。
10年計画って、私たちならば1~2年で終了です。

ついでに、駆除派が“地域猫は生態系に影響する”とボランティアを中傷していたのは許し難い。

地域猫活動は動物愛護ではなく市民運動。
地域の安全や美化のため自発的に行われます。
そして、ルールや方法は百所百色。

街の清掃や火の用心パトロールに難癖つけているようなもの。
勉強不足でデマ流しているのは、どっちやねん。



ここに来て、研究者サイドが軟化してきたように感じます。
ネットで「落とし所」「解決策」といった文言が飛び交うようになりました。

これは単に、蓋を開けてみたら、駆除対象の森にいる猫が少な過ぎたことからでしょう。
3千の桁違いトータルで300頭いるか。
これでは脅威になりませんし、予算修正をしなければなりません。

でも、これこそTNRの効果では?
全頭殺処分計画を遂行するべく、外堀を埋めるため、行政が対象市街地でのTNRを委託して行っています。
それで、どうぶつ基金さんが調査した結果は9割さくら耳カット。

現在、全頭保護計画への見直しにスライドし訴えています。

もう何回も書いたけれども、本当に勿体ない。
本土で、シェルターだ!譲渡システムだ!殺処分ゼロだ!って足元見ずに強行し、おそらく軌道には乗らないことの全てが、奄美では叶うと思うから。

現行のノネコセンターとは別に、譲渡+管理可能な収容施設を、民間ボランティアで運営。
そこで不妊去勢手術も可能にし、飼育やトラブルの相談も受け付ける、とかね。
海を渡らせての処分回避では、奄美自治体&島民の意識は何も変わりません。

是非とも、ランディングとは違う視点で、奄美大島に愛護ボランティアの輪が広がる対策を講じて頂きたいです。

共存共生を実現し、やがては鹿児島県全体へも相乗効果が現れれば良いなと願っています。

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