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ブレーキが効かないピースワンコ

2019-09-23 21:55:40 | 2019 虐待収容ピースワンコ



ジャーナリスト樫原弘志氏による“衝撃”のピースワンコレポート。
■成犬4100頭収容可能、PWJ/ピースワンコ、神石高原町以外にも大規模シェルター 広島県書面回答から④
■PWJ/ピースワンコ対策、県の田中剛・健康福祉局長と入江嘉則・神石高原町長との協議内容明かさず、広島県書面回答から⑤
■野村證券がまもなく調査報告提出、広島県の「公民連携型」動物愛護センター、PFIで建設、2022年度開所目標

※「広島県書面回答シリーズ」①~③は下記にて ご案内しています。
■ピースワンコ樫原レポート



『ピースワンコ・ジャパンから当所へ届出されている最大収容頭数は,4,100頭です』

驚きを通り越して、あきれ果てました。

4桁頭数の愛護動物を人間が飼養管理するのは不可能であり、やってはいけないこと。
どんなに広大な土地に立派なシェルターを設けても。
お金や人員や愛情や努力を注いでも。

私たちがしなくてはならないのは、センターやシェルターに入って来る犬や猫を減らすこと。
殺処分されたり、保護しなければならない命を産ませ増やさないようにしなければなりません。

さらに、次の広島県動物愛護センターの回答に言葉を失います。

「収容可能頭数は成犬の頭数なので、子犬なら3頭分として換算。
つまり、成犬1066頭の施設なら子犬を最大3198頭まで、成犬4100頭の施設なら子犬を最大12300頭まで収容可能。

これから、犬を命あるものとしていないことが伺い知れます。
物扱い以下、単なる数字でしかありません。
だから、唯一無二の命を3個セットにするなど数合わせをしてしまうのです。



動物愛護センターの監視台帳や団体等譲渡施設一覧では、ピースワンコの収容可能頭数「1066頭」だったのが、約4倍の「4100頭」に膨れ上がったのはナゼなのでしょう。

樫原氏も文末にて問いかけています。
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いったい何を考えてかくも巨大な収容施設を作ったのでしょう。
その動機を知りたいところです。
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広島県は、動物愛護センターの移転計画に伴い、PPP/PFIの手法を使って整備・運用しようとしています。
※3年後、2022年度開所が目標。
※PPP(パブリックプライベートパートナーシップ)とは~
運営委託や指定管理など民間のノウハウや活力を取り入れ、行政サービス改革を進める公民連携

広島県新センターの委託調査先は、あの野村證券が落札しました。
おそらく、これがファクター。
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仕様書によると、新しい愛護センターは現在と同じ三原市本郷町内ですが、クルマで15分ほど離れた広島空港近くの県有地に整備します。
現在は山の中腹にあり不便ですが、空港の近くなら人が集まりやすく、魅力的な施設にすることができると考えたようです。

本館、運動場、動物ふれあい広場、駐車場に加え、民間事業者が整備・運営にあたる付帯施設(ペット用品売場、ドッグラン、カフェ、ペットホテルなど)も作ります。
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正気の沙汰ではありません。
これでは、まるでレジャーランド。
本来の愛護センターの意義や機能を失ってしまっています。
そして、かわいそうな犬たちは利用され続けられるのです。



広島県とピースワンコ(PWJ)は一蓮托生の暴走機関車。
誰も止めることは出来ない。
燃料がなくなるか、線路が途切れるか、終着点のないまま走り続けている。
動物福祉に泥をかけ、動物愛護を踏みにじった殺処分ゼロ狂騒の行き着く先はいかに。

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■ピースワンコ書類送検の結果について

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