ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

愛護の先にある動物福祉って?

2019-09-28 22:45:02 | ノーキルだけでは救われない命
2018/10/11 の記事
『 動物が求める「5つの自由」』を再投稿。

我が国の殺処分ゼロ問題から、動物福祉への意識の低さが伺えると、杉本彩さんは言います。
愛護と福祉は、どう違うのでしょう。
まずは知ることから🐶🐱



🔴小さな命を守る法律

「パピーミルを根絶したい」
「生体販売のあり方を変えたい」
相手は1兆億円産業です。

「動物虐待はナゼなくならない」
「野放図のままでよいのか」
敵には道徳観念が通じません。

やはり、法の力が必要なのです。
動愛法シンポジウム/8週齡規制



🔴動物の心を守るために

大地は太陽は空気や水は、決して人間だけのものではない。
私たちは命を頂いて生きている。
動物はモノではない命、生きる権利がある。

これは皆さん、理解していることだと思うのです。
ただ捉え方が違う、千差万別なのだと感じます。

動物たちは言葉を持ちません。
だから想像するしかありません。

ペットショップは、需要があるから求めに応じているのだと言います。
ある虐待犯は、犯行理由を害獣駆除だと言いました。

ピースワンコは、収容頭数が予想を超えたから野犬だから、集団リンチで殺し合いが起きても、人為的な虐待ではないと言っています。

福井県の子犬工場では、目前の頭数を減らされたことで、行政は満足をしてしまったようです。

堀井動物園長は「今までのやり方で問題ない、お客さんは喜んでくれている」と反省の余地がありません。

この国には、動物たちの命の尊厳を守る手段がありません。
こうしたらダメという基準がありません。




🔴「かわいそう」から「幸せ指数」へ

ピースワンコは「殺処分から命を救っているのだから支援をお願いします。途切れると殺処分機が動きます」と寄付金を募ります。

それに賛同した方も多くいました。
命さえ助かればいいと...。

果たしてそうでしょうか。
シェルターで、感染症や犬同士の噛みつきから、幸せ未満で奪われた命は、殺処分ゼロ達成のためのやむを得ない犠牲なのでしょうか。

人間主体の「かわいそう」の押しつけではないでしょうか。
動物の気持ちは、それで「満足」しているのでしょうか。



⭐環境省から~ペットの5フリーダム

🔴アニマルウェルフェア(動物福祉)

5つの自由( 5 Freedom )とは、国際的に認められている動物の福祉基準。
動物の幸せってなんだろう?

日本でも、飼い主がペットと暮らすための心構えとして動愛法第2条にあります。

これは1960年代に英国で生まれました。
つまり、欧米先進国では既に根付いている考え方なのです。

日本では長らく「動物との付き合い方」をスルーして、命あるものと真摯に向き合わずに来てしまいました。

ゆえに、心を持つ動物たちへの文化的水準が育たず停滞したままになっています。

【アニマルウェルフェアの基本的な考え】

人間が動物に対して与える痛みやストレスといった苦痛を最小限に抑える活動。
愛護は人間が主なのに対して、福祉は動物の安心や充足感を求めます。

また、ペットだけではなく野生や展示や畜産や実験動物にも配慮されるべきとしています。




🔴一人ひとりの意識改革

現在も先にあげたように、身勝手なルールを作り出し、人間のコントロール下へ動物を置いて良しとしているケースが多々あります。

「動物たちへ苦痛を与えることを続けて良いのだろうか」
「動物たちの心地いいとは、どういう状態だろう」
そろそろ、真剣に考えなくてはいけない時期に来ているのかもしれません。

まずは共に暮らしているペットから。
そして、地域猫や外暮らしをしている小さな命のこと。
ペットショップにいる犬猫やサーカスの動物たちも。

私たちの満足ではなく、動物たちを主語にした「幸せな環境を考える」を始めてみませんか?

「5つの自由」が皆んなの共通認識となれば、きっと悲しむ命は減り、動物たちと共生できる社会へ近づけるはずだから☺️🍀


~ 関連記事~
福井県/子犬工場
滋賀県/めちゃさわれる動物園
福島県/犬26匹連続遺棄
広島県/ピースワンコジャパン

【 ねこてん 公式HP 】

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