《 2017/7/17 ねこてんDiary 掲載分 》
病院の待合室で猫ちゃんを連れている方に「どうなさったんですか?」と声をかけています。
「腎不全」で通院している子が多いですね。
慢性腎不全は症状が現れた時は、既に腎臓の殆どが機能せず、1度壊れた腎臓は元に戻らないため、徐々に進行していきます。
それを療法食や内服薬、皮下点滴などで遅らせる対処療法を施します。
看取るその日まで、医師とタッグを組んで。
他の疾患と異なり完治はしませんので、生きている限り治療が続きます。
故に定期的に病院通いをする必要があり、医療費は嵩みます。
通院治療がストレスになる子、療法食を受け付けない子など、いろんなケースがあると思います。
1日1時間でも長生きを、または苦痛から解放してあげたいから安楽死と、飼い主さんの想いも様々でしょう。
猫の容態、オーナーさんの気持ちに寄り添い、診療方針の選択肢を持っている医者は信頼に値します。
裏を返せば、治療費をかける、かけないの選択は人間に委ねられているのかもしれません。
難しく、辛く、悩ましいけれども。
画像は療法食+皮下輸液+ホメオパシーで腎不全闘病中のニイニイ。
【 ねこてん 公式HP 】