朝、パジャマにコートをはおり、
ゴミすてばまでゴミを運ぶ。
再度、ベッドに。
体の芯まで冷えきって、まだぞくぞく。
口をついて出るのは
♪ 春は名のみの風の寒さや……♪
ただ、
それだけで
連面と続く庶民の歴史を思うのだ。
詠み人知らずの
長い長い人生を
ふと垣間見る。
あっ
足が温まって来た。
朝、パジャマにコートをはおり、
ゴミすてばまでゴミを運ぶ。
再度、ベッドに。
体の芯まで冷えきって、まだぞくぞく。
口をついて出るのは
♪ 春は名のみの風の寒さや……♪
ただ、
それだけで
連面と続く庶民の歴史を思うのだ。
詠み人知らずの
長い長い人生を
ふと垣間見る。
あっ
足が温まって来た。