二子玉川 de ぼちぼち絵日記

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静嘉堂文庫美術館と「超・日本刀入門」ブロガー内覧会

2017-01-25 11:32:30 | 二子玉 & 多摩川 生活・文化


世田谷・静嘉堂文庫美術館で開催中の 「超・日本刀入門 ~名刀でわかる・名刀で知る」 ブロガー内覧会に参加させていただきました。
今話題の? 日本に3点しかない 国宝・曜変天目 で知られる美術館。
幕末好きのくせに日本刀はよくわからないというのが本音でしたが「そういう方こそどうぞ!」とわかりやすい解説で出迎えていただき ほっとしました 初心者歓迎ってうれしい。
(※ 写真は許可を得て撮影しております)

事前のアートトークで「日本刀の簡潔さこそ日本美そのもの」と河野館長。
「昨今の日本刀ブームで裾野が広がることは大歓迎」とか。私もそう思う

左から:美術ブロガー「青い日記帳」Tak氏、静嘉堂文庫美術館館長 河野元昭氏、静嘉堂文庫美術館学芸員 山田正樹氏


 静嘉堂の日本刀コレクションは三菱2代目社長・岩崎弥之助が明治10年くらいから始め、4代目社長岩崎小弥太が拡充。
国宝1件、重要文化財8件、重要美術品23件を含む約120振の刀剣を所蔵しています。
土佐の貧しい地下浪人として生まれた岩崎弥之助は少年期に土佐藩の若い武士の間で流行していた「朱鞘の刀」 にあこがれ、後年「その頃ただ一度でいいから、朱鞘の刀を差してみたかった」と語っていたそう。
日本刀収集にはなみなみならぬ思い入れがあったようです。

「超・日本刀入門」では 国宝1件、重文8件全てが揃い踏み(開館以来はじめて)!選りすぐりの名刀約30振を展示。



日本刀の主な見どころや 姿・刀文・鍛え肌の鑑賞法などパネルで展示しています。 

右: 国宝「手掻包永太刀」鎌倉時代(13世紀)
刀剣の下に押し形のパネルを置いて見所を解説。


幕末の「四谷正宗」・清麿の最高傑作
重要美術品 源清麿方 江戸時代・弘化4年(1847)


[武将と名刀]コーナー 
右:重文:織田信長より拝領の朱鞘の太刀 「滝川高綱」 鎌倉時代(12~13世紀) 
左:直江兼続へ贈られた豊臣秀吉の形見の刀「長船兼光刀」 南北朝時代(14世紀)


世界に3巻だけ現存する「平治物語絵巻 信西巻」(重要文化財)も3期に分け特別公開。


「国宝や重文の指定はないけれど無冠の太刀はあるので見てほしい」と山田学芸員。

今回自分がもっとも感銘した「津田助広刀」
明治2年 兄弥太郎を頼って大阪に出た岩崎弥之助が口論から斬りかかられ、とっさに手元の刀を抜き合わせて防いで難を逃れたときの刀。
「三菱や静嘉堂にとって至宝です」との解説に、サムライ実業家のコレクションならでは、と思いました。
(幕末好きなので岩崎家思い入れ~)


 今展示用のパンフレット「静嘉堂名刀選」がわかりやすいです。
自分もまずは見てみてそこから興味をもったり、あとで助けられたりするので今回の「超・日本刀入門」はありがたい展示でした~。


静嘉堂はこのブログにもよく登場したお散歩コース。
晴れた日には富士山が見えたり、庭園の梅も綺麗です。
庭園内にある廟(納骨堂)は、英国人建築家、ジョサイア・コンドルの設計。

桜井小太郎(ジョサイア・コンドルの弟子)設計 静嘉堂文庫(図書館)をスケッチしている人が多いので そのイメージで絵日記を描きました。 


超・日本刀入門
静嘉堂文庫美術館
2017年1月21日(土)~3月20日(月・祝)

 静嘉堂は三菱の二代目社長 岩崎弥之助(「龍馬伝」にも登場した弥太郎の弟)と四代岩崎小弥太父子によって収集された古典籍、絵画・版画、陶芸、陶磁器、茶道具、刀剣、仏教彫刻など、国宝7点、重要文化財83点を含む、20万冊の古典籍と6500点にのぼる東洋古美術を所蔵。

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#7 静嘉堂文庫美術館
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