夕陽亭初の夕日の写真・・・ではありません。
お日様が雲に隠れたところでした!
「にらですよ、ずんちゃんにくっついて、屋上にきました」
ついて来るのはかまわないけど、まぁ、風が冷たいこと!
「おとなりのおねえさーん、屋上にきてくださーい!」
いや、お姉さんは絶対に来ません、断言できます。
「じゃぁ、こっちのほうのひとは?」
屋根の上には、誰もいないと思うよ。
「あっちにもだれもいませんねー」
だって寒いから、用のない人は外にはいません。
用もないのに出てくる物好きは、らーちゃんぐらいだね。
「おもしろくないですねー」
冬なんてのは、そんなもんです。
「ボクだって、ご用があって来てるんですケド・・・」
らーすけに、何の用があるの?
「とんでくるカラスにむかって」
「こらっ、自分でふんをかたずけなさい!っていうんです」
「どうです?役にたってるでしょう!?」
うん、それは立派だね。
さすがらーちゃん、エチケットリーダー!
それで、カラスは言う事きくの?
「それがぜんぜんなんです・・・」
らーちゃんの言い方が優しすぎるんじゃない?
「そうでしょうか・・・」
うん、もっと厳しい言葉で、毅然とした態度で、ずばっと言わないと効果がないんだよ、多分。
・・・・・
・・・・・
「ぐぉらっ!! カラスっ!!!・・・これでどお!?」
そ、それじゃぁ・・・面白すぎるよ・・・顔が!