夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

闘う男

2008-02-26 17:16:23 | にら
今日は朝から曇り空、時折薄日がさすものの、青空じゃないのはずいぶんと久しぶりです。
この後夕方ぐらいから雨の予報ですが、お散歩が済んでから降る事を希望します。
濡れるとらーすけが歩かないし、帰ってシャンプーしなくちゃならないし、何より私が寒いから!
「にらですよ、おしゃんぷはボクの敵です」
ホントにシャンプーが嫌いだよねー。
「おしゃんぷの即時撤退を要求します!」
なんだかよくわからんことを言ってるぞ。
「よいしょっと、すわりこみです」
なぜか知りませんが、らーすけ、時々勝手に座り込みます。
道端でも、公園でも・・・
これじゃぁ、まるで、キミがアベリアみたいだよ!
「あべりあってなんですか?」
すみません、知りません・・・
スイカズラ科の木の名前でしょう。
らーは何科かしらね?
「ボクはハプスブルグ家の王子ですから・・・」
ひぇー、そんなに由緒正しいお家柄でしたの?
「そうですよ、クーデターでじゃんぐるに逃げたんです」
ふぅん、大変だったのね。
それで野生児になってシャンプー嫌いになったんだ。
「いけませんか?」
いえ、別に。
さぁ、濡れなければシャンプーを免除してあげるから、急ぎましょう!
「おしゃんぷの完全廃止を勝ちとるまでは、断固動きません!」
うっ!この小僧め!!
濡れて洗わなかったらきったないじゃないの!
「やだもん」
しかもそうとう頑固です。
「経営側の横暴には屈しないぞー!」
わかりました、シャンプーしません、でも今日だけだよ!
「やりました! 満額回答です!」
ま、最近は相方の布団でばっかり寝てるから、らーすけがばっちくたって、私は全然かまわないもんね。
「さぁ、早くかえりましょう」
まだ、いいよ、もうちょっと遊んでいこうよ。
「雨がふってくるかもしれませんよ」
それは夕方だってば。
ずっと雨が降らなくてからからだったから、たまには降ってもらわないとね。
ついでにらーすけの頭の中もカラカラと音を立ててるよね。
「ずんちゃん、それは失礼です」
えへへ、だってらぁってぽーっとしてて、ちょっとばかりノータリンって感じなんだよねー。
「そんな、昭和のことばは知りません」
そうかい? 頭がピーマンとか言ったんだよ、昔はね。
「古い人はほったらかして、さっさと帰っちゃおぅっと」
あーん、らーちゃん、私を置いてかないでよ!
「ずんちゃん、自覚・責任・おもいやり、です!」
・・・大昔、校長先生がいつもおっしゃってた言葉ですね・・・
らーも昭和の女子高生だったのね。