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4月の花のアルバム ⑤

2024-05-25 | みんなの花図鑑

4月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。4月に入ると桜を始めとして春の花が一斉に咲きだし、140品種ほど撮影できました。毎月恒例の記録として8~9回に分けて投稿させていただきます。

今回も、3月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

 

コブクロ「ここにしか咲かない花」

 

 


ほぼ日本全土の平地から低山に分布し、日当たりのよい道端や草原、森林、やぶなどに普通に見られる多年草です。

 

葉は質が薄く、ハート形です。花は葉のつけ根に1輪ずつつき、直径1~2cmの薄紫色です。

 

数本から10本程度の茎を伸ばして咲きますが、花のころにはまだ短いので、根元から直接出ているように見えます。

<タチツボスミレ(立坪菫) スミレ科スミレ属>
4/17 アンデルセン公園

 

 

 

 


オランダで品種改良された球根アイリスで、「オランダアヤメ」とも呼ばれます。

 

寒さに強く丈夫であることから、球根アイリスの中で最も栽培されている品種とも言われます。

 

ジャーマンアイリスと比較すると葉が細く、花も小ぶりで、すっきりとした姿をしています。どちらも4月から5月にかけて開花しますが、本種のほうが少し遅めに咲き始めます。

<ダッチアイリス アヤメ科アヤメ属>
4/19 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

湿った場所に普通に生え、水辺ではしばしば群生します。主な花期は春ですが、気候の良く似た秋から初冬にかけても花が見られます。

 

花弁は白色で4枚あり、雄蕊は6本です。花が咲き進むとともに茎がのび、果実の穂になります。

<タネツケバナ(種漬花) アブラナ科 タネツケバナ属>
4/17 アンデルセン公園

 

 

 

 


菜の花をカラフルにしたような花で、以前は春にしか咲かなかったのですが、霜に強い品種が改良されて、秋から春にかけて楽しめるようになりました。

 

寄せ植えに使え、パンジー・ビオラ・ガーデンシクラメンよりも、もう少し草丈のある、香りのいい花です。

 

和名の通り本当に香りが良いので、花壇に植えるよりも、鉢植えにして手元で香りを楽しみたい花です。

<チェイランサス(匂紫羅欄花:ニオイアラセイトウ) アブラナ科 エゾスズシロ属>

4/17 アンデルセン公園

 

 

 

 


池沼、湿地、水田など水辺に生息し、小魚類、カニ類、エビ類、昆虫類など小型の水生動物やバッタ類などを食べています。

 

全身白色で、くちばしは繁殖羽では黒色、非繁殖期は黄色で先端が褐色。「グエッー」と聞こえるしわがれた声で鳴きます。


日本で見られる白鷺(白色をしたサギ)の中では中型の大きさであることからこの名がついています。

<チュウサギ(中鷺) 鳥綱ペリカン目サギ科アオサギ属 全長68cm>
4/7 近所の田んぼ

 

 

 

 


花も葉もシンプルで美しく、世界中で人気のある球根植物です。これまでに数えられないほどの品種が誕生しています。

現在の品種リストには5000を超える品種が登録され、およそ1000品種が世界中で育てられています。

品種は、開花期の早生、中生、晩生そして原種の4つに大別され、さらに来歴、花形と草姿などによって15系統に分類されています。

<チューリップ(鬱金香:うこんこう) ユリ科チューリップ属>
4/10 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

一重に比べて花びらの枚数が多いチューリップのこと。品種によって、花びらの枚数は若干違うようです。

 

豪華な印象で、開いてくるまではバラのような雰囲気もあります。昔からある八重咲きのチューリップと言えば、ピンクの品種「アンジェリケ」です。

 

現在は、ピンク、赤、白、オレンジ、黄色、紫、ブラウン・ベージュ系、複色など、ほとんどの色が存在するようになりました。

<チューリップ(八重咲) ユリ科チューリップ属>
4/10 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

白色の花弁に緑色が混じりあうユニークな花色です。

 

純白のがくがある珍しい八重咲きの品種です。

 

開花期間は約7~12日間と切なく美しい花で、花言葉は「失恋・新しい愛」。

<チューリップ・ホワイトバレー ユリ科チューリップ属>
4/10 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

日本を含む東アジア原産種と、北アメリカ原産種が出回ります。

 

日本にも自生がある花ですが、ガーデンでよく使われるのは北アメリカ原産種が多いようです。

 

春に芽吹き、初夏に楚々とした趣のある花を咲かせます。花期は短い宿根草ですが、野趣のある山野草です。

<チョウジソウ(丁字草) キョウチクトウ科チョウジソウ属>
4/17 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

誰もがよく知る春の植物ですが、植物名ではなく、スギナの胞子茎を指す言葉です。スギナは3月中旬に胞子茎である本種を出し、胞子を飛ばします。

 

ツクシは葉緑体を持っていないため光合成は行わず、胞子を飛ばす役目が終わるとすぐに枯れます。ツクシが見られる期間は2~3週間ほどです。

<ツクシ(土筆) トクサ科トクサ属>
4/7 手賀沼

 

 

 

 


日本には全国に冬鳥として渡来し、積雪のない地方の背の低い草地にすんでいます。

 

日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって生息、3月なかば頃になると再び群れて北へ帰ります。

 

冬鳥なので日本ではさえずりをしません。そこで冬には口をつぐんでいる、それでこの名前で呼ばれるようになったといわれています。

<ツグミ(鶇) スズメ目ヒタキ科ツグミ属 全長24cm>
4/7 手賀沼

 

 

 

 

 

本種は1841年の「古今要覧稿」に掲載されている江戸時代から存在するツバキの古典品種です。

 

白八重咲き品種でも花弁同士の空間バランスが見事な大輪種。花期は3月~4月です。

 

通常の花径は10cm程だが純白に光るように咲く花は花径以上に大きく見えます。

<ツバキ「都鳥:みやこどり」 ツバキ科ツバキ属>
4/10 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

年間を通してシルバー系の美しい葉を楽しめる、南ヨーロッパ原産の常緑低木。

 

海の妖精「クリオネ」に似た 、小さなうす紫色のかわいい花を付けます。

 

古くから痛風の治療薬や利尿剤、咳や喘息の薬として用いられてきました。

<ツリージャーマンダー シソ科ニガクサ属>
4/17 アンデルセン公園

 

 

 

 


ヨーロッパ~西アジア原産で黄色の花。地面にツルを伸ばして広がり、葉には白い斑が入ります。日本に野生化したものも見られます。

 

花期は5~6月で、葉腋に数段に渡り長さ15ミリほどの黄色の唇形花をつけます。

 

別名でキバナオドリコソウ(黄花踊子草)とも呼ばれます。

<ツルオドリコソウ(蔓踊り子草) シソ科オドリコソウ属>

 

 

 

 


南ヨーロッパから北アフリカにかけて分布する、常緑多年草のつる性植物です。

 

3月~5月頃に咲く淡い紫色の花は筒状で花びらが五つに分かれています。花よりもむしろ、葉に斑の入る品種がガーデニング素材として親しまれています。

 

この花を身に付けると繁栄と幸福をもたらしてくれるという、古くからの言い伝えがあるそうです。

<ツルニチニチソウ(蔓日々草) キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属>
4/10 あけぼの山農業公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「4月の花のアルバム⑤」15品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「4月の花のアルバム⑥」に続きます。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます^^ (attsu1)
2024-05-25 07:42:35
タネツケバナ
この不思議な花、以前だと雑草としか見ていない私ですが、撮るのを趣味にしてから、
どうしてこうなったんだろうって思ったりすんですから、変わったものですね^^;

チューリップ(鬱金香:うこんこう
漢字だとこうなるんですか(@_@)
薬のような名前ですね^^;

チョウジソウ
この紫が好きな花です。この時期の花ですよね^^
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ついつい写真に 撮ってしまいます (ninbu)
2024-05-25 15:55:25
attsu1さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

タネツケバネ、私もattsu1さん同様、雑草と思っていました。とこ
ろが花を実際に見て見ると、可憐で美しい花なのでついつい写真に
撮ってしまいます。

チューリップの和名は「鬱金香」と書きますが、由来はチューリッ
プの香りが鬱金(ウコン)に似ていたからそうです。

チョウジソウは爽やかな印象の花で私も好きな花です。また、丁字
草という名前も覚えやすいです。
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手を焼いています (ピエロ)
2024-05-25 23:26:12
ninbuさん こんばんは
あけぼの山農業公園と言えばオランダを思わせる水車とチューリップですよね。
私は八重より普通のチューリップが好きだわ。
黄色いオドリコソウは見たことがありません。
タネツケバナ 可愛い花で好きなんですけれど今は沢山の種を飛ばして大変。
片っ端から抜いているけれど追いつきませんね。
チュウサギの鳴き声は姿に似合わない声を出すんですね。(笑)
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有名な公園は、佐倉市にある「佐倉ふるさと広場」 (ninbu)
2024-05-26 10:20:11
ピエロさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

チューリップと言えばオランダですね。千葉県内でも風車とチュー
リップで最も有名な公園は、佐倉市にある「佐倉ふるさと広場」で
す。他にも船橋市のアンデルセン公園も人気があります。

チューリップは八重よりも、シンプルな一重が馴染み易いですね。
黄色いオドリコソウは私も今回初めて出会いました。

タネツケバナがそんなに繁殖力が強いとは知りませんでした。これ
からは気を付けて見るようにします。(^_^;)

チュウサギの鳴き声は私はまだ聞いたこともないし、聞きたくもあ
りません。(笑)
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春夏同居 (なつみかん)
2024-05-26 12:33:52
ninbuさん、こんにちは。
今回の花のアルバムを拝見すると、春の花と初夏の花が同居していて不思議な気持ちになりました。
今年は夏が早く来るといいつつ、オオイヌノフグリやヒメオドリコソウがまだ咲いていますし、一方で夏の花がもう咲いています。
面白いですね。

今回のご投稿で言うと、チョウジソウとツクシが並んでいるのがすごく不思議でした。

あけぼの山農業公園のチューリップは何度拝見しても見事ですね!!
もう一度見られて良かったです^^
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Unknown (hanahana  )
2024-05-26 13:27:11
4月は本当に色々な花が咲いてアルバムに載せきれないほどですよね。
黄色のツル踊子草は初めて見ました。
名まえは分からなくてもお馴染みの花が多くてへーそうなんだとか頷きながら見ていました。
タネツケバナは田んぼの畔でよく見かけます。
湿ったところがすきだったんですね。
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春と夏の境界が曖昧 (ninbu)
2024-05-26 16:37:24
なつみかんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

最近の気候は春と夏の境界が曖昧になり、人間だけでなく植物たち
も、めまぐるしい環境の変化の適応するのに苦労しているようです
ね。

キューリやトマトなどの夏野菜も、最近では温室栽培などで年中見
る事ができるようになり、子供たちが季節感を失わないかと心配に
なります。

チューリップと風車は見事にオランダを連想させますね。このよう
な光景は全国にいくつも見られるのでしょうね。
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昨年の4月は206品種 (ninbu)
2024-05-26 16:38:43
hanahanaさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

4月は1年で一番花が多い季節ですね。私も4月は126品種を投稿し
ました。ただ、昨年の206品種と比べると随分絞り込んでします。

黄色いオドリコソウは私も今回初めて出会いました。私はhanahana
さん以上に名前のわからない花が多く、出会った花の多くがその場
で名前を言えません。

タネツケバナは可愛らしい花なのに、繁殖力が強いそうなので、田
んぼなどでは駆除の対象にるのでしょうね。
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Unknown (だんちょう)
2024-05-26 21:30:22
ninbuさん
こんばんは、今日は札幌はポカポカ陽気でした。
ツルニチニチソウは今
札幌でも見られます、紫色が涼し気で
可愛いお花ですよねエ
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可愛い花なので、許せます (ninbu)
2024-05-27 10:20:36
だんちょうさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

札幌もいよいよ四季の中で最も過ごしやすい夏がやってきますね。

ツルニチニチソウ、繁殖力が強くて増えすぎると厄介ですね。それ
でも可愛い花なので、許せます。(^.^)
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