乱雑に収まっている本棚から
一冊の本を探しました
きのう雨の帰り道に、頭に浮かんだ文は
「人は屏風をさかさにする。」
この一文が載っているはずの
薄い本を探していました。
「荒涼たる帰宅」
あんなに帰りたがつてゐる自分の内へ
智恵子は死んでかへつて来た。
十月の深夜のがらんどうなアトリエの
小さな隅の埃を払つてきれいに浄め、
私は智恵子をそつと置く。
この一個の動かない人体の前に
私はいつまでも立ちつくす。
人は屏風をさかさにする。
人は燭をともし香をたく。
人は智恵子に化粧する。
さうして事がひとりでに運ぶ。
夜が明けたり日がくれたりして
そこら中がにぎやかになり、
家の中は花にうづまり、
何処かの葬式のやうになり、
いつのまにか智恵子が居なくなる。
私は誰も居ない暗いアトリエにただ立つてゐる。
外は名月といふ月夜らしい。
久しぶりに
高村光太郎の智恵子抄
開きました
友人の通夜に出て
駅に向かう帰り道、途中の居酒屋によって何人かで「献杯」
歳を重ねると、葬式はどうでもいいことのように
思えてくる。
本人いないのだから
みんなの記憶にはずっと残り続ける、
それで いいんじゃないかな
家に帰って ドア開ける前に
お清めの「塩」振るの忘れました
中国の友人達には、説明してあげたのに
さて
生きている私達は
がんばらねばなるまい
生活 生活 會快樂也會寂寞 ♪
生活 生活 明天我們好好的過 ♪
byebye
一冊の本を探しました
きのう雨の帰り道に、頭に浮かんだ文は
「人は屏風をさかさにする。」
この一文が載っているはずの
薄い本を探していました。
「荒涼たる帰宅」
あんなに帰りたがつてゐる自分の内へ
智恵子は死んでかへつて来た。
十月の深夜のがらんどうなアトリエの
小さな隅の埃を払つてきれいに浄め、
私は智恵子をそつと置く。
この一個の動かない人体の前に
私はいつまでも立ちつくす。
人は屏風をさかさにする。
人は燭をともし香をたく。
人は智恵子に化粧する。
さうして事がひとりでに運ぶ。
夜が明けたり日がくれたりして
そこら中がにぎやかになり、
家の中は花にうづまり、
何処かの葬式のやうになり、
いつのまにか智恵子が居なくなる。
私は誰も居ない暗いアトリエにただ立つてゐる。
外は名月といふ月夜らしい。
久しぶりに
高村光太郎の智恵子抄
開きました
友人の通夜に出て
駅に向かう帰り道、途中の居酒屋によって何人かで「献杯」
歳を重ねると、葬式はどうでもいいことのように
思えてくる。
本人いないのだから
みんなの記憶にはずっと残り続ける、
それで いいんじゃないかな
家に帰って ドア開ける前に
お清めの「塩」振るの忘れました
中国の友人達には、説明してあげたのに
さて
生きている私達は
がんばらねばなるまい
生活 生活 會快樂也會寂寞 ♪
生活 生活 明天我們好好的過 ♪
byebye