足立区議団は8月19日、所在不明高齢者の問題と熱中症対策について足立区に緊急要望書を提出し対策の強化を要請しました。
足立区を発端として所在不明高齢者の存在が顕在化しています。
要請では高齢者の社会的孤立が深刻化していること、背景に社会保障の後退、生活困難の拡大があることを指摘し、行政の責任として可能な方法で所在の確認を徹底すること、見守り支援体制を強化することなどを要請しました。
また熱中症死が23区で100人を超えた中で区としての対策の必要性を強調し、自治体が単身高齢者などの訪問を行い、必要な措置を講じる、低所得世帯に電力料金の減免やクーラー設置へ助成措置など国や自治体が公的支援を行うことなど要望しました。
足立区の111歳死体発見事件に端を発した高齢者所在不明問題が社会問題になっています。社会から切り離され断絶された高齢者の姿が見え隠れします。「長生きをしてはいけない…」そんな思いにさせる今の政治を変えなくてはいけないと強く思います。