水害対策について、東京都の下水道局へ行ってきました。
説明によると 足立区千住は浸水対策で、20地区ある対策促進地区の一つで、○下水道管の8割が耐用年数を超過し老朽化が進行 ○都市化の進展に伴う下水道への雨水流入量の増加に対して施設の能力が不足していたため、浸水被害がたびたび発生
ということで重点的取り組みを行う地域に指定されています
一方、足立区のゲリラ豪雨対策では、他区が行っている浸透雨水枡の助成がされていません。何故?などを聞きに行きました。
すると、足立区は地下水が地面に近い高い所を流れているので、浸透枡をつけると、地下に浸透するより、逆に地下水が下水へ流入する恐れがある、水を呼び込んで逆流してしまう、という浸透枡が適さない地域であるということでした。
「お隣の北区は助成されていますが…」と聞くと、北区は足立区よりまだ高台が多く浸透枡の効果がある地形だとか…
ちなみに足立区では雨水タンク助成を温暖化対策課で実施(1軒で2基)しており、1基あたりの助成額は25000円(設置工事費を含む)を行っています。
したがって、この地域では浸透雨水枡をつけるより、雨水タンクや一時雨水を貯めておく貯留管設置が適していると思われると言うことでした。
そして下水道局では現在、隅田川に雨水を排除する千住関屋ポンプ所と暫定的な貯留管などから雨水を導く隅田川幹線を整備し、雨水排除能力を2倍に増強する工事中を行っています。
でもこれらの工事が完成するのは6~8年後
しかしゲリラ豪雨は待ったなしです!
そこで、とりあえず学校や公園などの地下に一時雨水を貯めておく大がかりな貯留管を設置してもらうのが一番かな?と思いました。
今後も何とか浸水被害が防げるよう区とも交渉しながら対策を考えて運動して行きたいと思っています!
ご意見・ご感想などぜひお寄せください。待ってます!