足立区歯科医師会との懇談

2011年08月30日 21時28分08秒 | 日記

8月29日、来年度の予算要望に向けて、日本共産党足立区議団は足立区歯科医師会との懇談を行いました。

私も大島都議の秘書として区議団と一緒に参加しました。足立区歯科医師会の会長さんと副会長さんが対応してくれました。

はじめに、寝たきりになりそうなおじいちゃんの映像が。入れ歯がぐらぐらで食事もとれなくなっていたのを治療したら、食事をとれるようになり、めきめきと回復。一か月後には歩けるようになり退院して今では畑仕事もしている姿が映し出されました。

まさに歯は命にかかわる大事なものであることを実感させられました。

「歯科口腔保健法」が8月2日衆議院本会議で可決されました。

法律には「口腔の健康の保持が高齢者をはじめとする国民の健康と質の高い生活を確保するために重要であり、かつ、日常生活における適切な口腔のケア等の処置その他の歯科疾患の予防等に向けた取組が口腔の健康の保持に不可欠である」とあり、口腔の健康の大切さを説明してくれました。

また、足立区の実態について、12歳児のデーターでは、虫歯になっている児童の割合も、それを治していない児童の割合も、23区の中で一番多くなっています。

総務省の「家計調査年報」によれば、お金の無い人ほど、歯科医院にかからない。しかし足立区は中学生まで自己負担なく歯科を含めた医療が受けられるようになっているのに、口腔健康に対しての意識が低いというあらわれなのでしょうか。

糖尿病患者も全国平均よりは多く、医療費がかかっています。糖尿病は区民病だという人もいます。

要望する事業については、

1)歯周病検診の拡大

2)口腔ガン検診

3)口腔保健センターの再構築

4)区民講座の共催

など出されました。

吉田区政の時代には歯科の訪問治療も活発に行われていたそうですが、今はその当時と比べて行われていないそうです。

各団体との懇談の大切さ、区への要望をあげていくことの大切さを感じました。