ピンクリボン運動ってご存知ですか?
ピンクリボン(Pink ribbon)とは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進すること、などを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン、もしくはそのシンボル。日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約20人に1人と言われており、また、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱とされ、そのキャンペーンは年を増すごとに拡大している。
「ピンクリボン」は、 世界共通のシンボルマークです
ピンクリボン運動は、女性の8人に一人が乳がんになる、乳がん先進国のアメリカで生まれました。
アメリカでは、フォード、レーガン前大統領夫人は、襟もとにピンクリボンバッジをつけ、自らの乳がん体験を公表しました。また、クリントン前大統領は、 10月の第3金曜日を「ナショナルマンモグラフィデイ」と制定し、国を挙げての乳がん死を減らす運動が始まりました。また、多くの市民団体が、さまざまな 形でピンクリボン運動に取り組んでいます。このような運動の結果、アメリカはじめヨーロッパでは乳がんで亡くなる方は90年代から徐々に減少に転じてい ます。
乳がん検診を受ける、早期発見の大切さを伝える――ピンクリボンは「気づき」と「行動」の世界共通のシンボルマークです。乳房健康研究会では、検診受診率 向上のために、女性たちが検診を受けやすくなるような環境整備に向けて働きかけています。ピンクリボンの輪を広げるさまざまな活動にご協力をお願いしま す。
「ピンクリボン」でメッセージを伝達
~知らないのは罪。知らせないのはもっと罪~
「乳がんに無関心な人々に乳がんの早期発見の大切さを広く伝えたい」そんな願いから、認定NPO法人乳房健康研究会では、2000年7月から、「ピンクリ ボンバッジキャンペーン」を始めています。バッジを身につけることで、まず自分が乳がんに気を配り、それを見た周囲の人にも乳がんに気付くきっかけを提 供することができると思います。そして、たくさんの人々がピンクリボンバッジ運動に協力することで、全ての人が心地よく検診や治療を受ける環境を作ること ができるのです。
10月1日には、東京都庁舎、レインボーブリッジ、東京タワー、表参道ヒルズ、神戸ポートタワー、明石海峡大橋などをピンク色にライトアップ(またはピンク色の電球に交換)し、いずれも大勢の人へ視覚という形で、ピンクリボン運動の認知度向上へ貢献している。
ピンクリボンの他に下記のようにいろいろなリボンの運動があります。
いくつ知っていますか?
グリーンリボン | ブルーリボン | レッドリボン | ホワイトリボン | ブラックリボン | イエローリボン |
グレーリボン | オレンジリボン | パープルリボン | ブラウンリボン | ピンクリボン | ピンクアンドブルーリボン |
セントジョージリボン | ペリウィンクルリボン | ティールアンドホワイトリボン | ティールリボン | うぐいすリボン |