戸籍業務の外部委託の中止を強く求める

2014年08月06日 22時21分51秒 | 日記

本日、足立革新懇話会(15人)で区長に対して「戸籍業務の外部委託の中止を強く求める」要請、懇談を行いました。

区からは、総務、区民などの部長が5人出席しました。

要請書

 足立革新懇話会は貴職に対して、2014年5月12日付要請書で、①区民のプライバシーと人権の侵害、

②戸籍法に違反、

③住民サービスの低下、

④住民行政の窓口は公務員が責任を持って対応すべきであるとの諸点とともに、

⑤請負契約をした民間事業者の労働者に、足立区職員が直接の指揮・命令をすれば偽装請負であり、労働者派遣法などの労働関係法令に違反することを指摘しました。

 東京労働局は貴職宛の2014年7月15日付是正指導書で、足立革新懇話会が指摘した通りに、

(1)委託者である富士ゼロックスが、受託した業務の完了までの間にあらかじめ「判断基準書」「業務手順書」等で定められていない事項については、発注者である足立区に対してエスカレーションと称した行為により疑義照会することが定められており、足立区が富士ゼロックスの業務に関与することがあらかじめ想定された内容となっていること、

(2)足立区と富士ゼロックスの間で行うエスカレーションについて、責任者間で行う調整行為と評価することはできず、事実上の指揮命令となっていること。から、労働者派遣事業に該当し、足立区は、厚生労働大臣の許可を受けず労働者派遣事業を行っている事業主から、労働者派遣の役務の提供を受けていることから、「労働者派遣の役務の提供を受ける者は、派遣元事業主以外の労働者派遣事業を行う事業主から、労働者派遣の役務の提供を受けてはならない」と定めている労働者派遣法第24条の2に違反するとしました。

 足立区役所が7ヶ月にわたり法令違反を行ってきたことは大問題であり、足立区民としても恥ずべき事態です。貴職は直ちに法令違反を中止すべきです。

 足立革新懇話会は貴職に対して、法令違反の戸籍業務の外部委託化は直ちに中止することを強く求めます。

懇談での中身を各部長は区長に伝えるとは言うものの、現在も法令違反である戸籍業務の外部化をやめるとは言いません。

法律に違反しないようにすることは、ややこしいことを経費もかけてやらなくてはなりません。区の職員がやれば何の問題もないのです。

中身を知れば知るほど怒り心頭区民に大いに知らせていって戸籍業務の外部委託の中止を求めていきます