足立社会保障推進協議会総会

2017年09月07日 22時18分03秒 | 日記

今日の夕方、「足立社会保障推進協議会総会」に浅子区議と一緒に参加しました。

総会の前に記念講演「これからの社会保障はどうなるか」講師・芝田英明立教大学教授 

を聞き、とても勉強になりました。

ちょっとご紹介します。

 

安倍政権の下では復古主義的・保守主義的政策が一気呵成に実施されているが、社会保障分野においても、家族主義、コミュニティへの依存を強める自助・自立・相互扶助を基本とした社会保障切り捨て政策が全面的に打ち出されている。 

2016年7月15日、「『我が事・丸ごと』地域共生社会実現本部」が、第一回会合で、2020年代初頭までに実現すべき地域共生社会のあり方を「地域包括ケアの深化・地域共生社会の実現」との文書で示した。また2017年2月7日、実現本部は「『地域共生社会』の実現に向けて」をとりまとめた。厚生労働省は、この改革工程に従って2017年以降、介護保険制度や医療保険制度等改定を行うとした。

●自己負担増を強いる医療保険制度等改定

医療費の負担は応能負担ではなく、自己負担はあってはならない。

社会保障は防貧、貧困を防ぐもの。社会保障は「基本的人権」「生存権」とセット。

「我が事・丸ごと」地域共生社会の本質は「社会保障」の単語は3度しか使用されず、ほとんどが社会保障を「公的な支援制度」「公的支援」「保健福祉」「福祉分野、保健・医療」「保健、医療、福祉」と言い換えている。

社会保障を、家族や地域の役割の代替制度だとすることで、地域課題解決の責任を地域住民や個人にすり替えることが可能となるからであろう。

これからは住民共同の運動・実践が私的サービスを公的サービスに昇華させる流れが必要となる。

さあ、私たちの運動がこれからますます重要になってきます!