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Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

問答シリーズ 3「英語の音って、なんでふにゃふにゃ…?」Part 2

2020-04-24 | 英語の音
Question 3: 英語の音って、なんであんなに、ふにゃふにゃって、してるんですかね  〜?(Cさん、35歳、会社員、男性(…のつもり)(Part 2):

Naoki: では、昨日の続きです。Cさん、Cさん。いいですか、もう。

Cさん: あ、どうも。今日も暑いですね〜って、It’s hot today.でよかったんですよね。いや、この暑いのにまたあのメタボリックな課長がですね〜…

Naoki: ハイ、英語の勉強続けますね。前回は英文を話すのに、リズムをつけて話さないと滑らかには話せないって言いましたよね。では、どんな風にリズムをつけるのか?そこから話します。まず英語の単語レベルでは、母音が2つ以上あると、そのうちの一つが強く発音され、アクセントが付く。つまり、ダ、ダン!とか、ダ!ダンとかになるわけですね。強く発音される母音と弱く発音される母音ができる。もし母音が3つ以上、あるはそれ以上ある場合は、必ずそのうちの一つが最も強く発音されて、次に強く発音されるものがあり、後は弱く発音される。基本的には、強く発音された母音の次にある母音は弱くなる。だって2つとも強く発音されたらうるさいじゃん。あ、失礼…。うるさい…ですよね。ていうか、発生のメカニズムからいったら、強い、弱い、が自然ですよね。長い単語になれば、そう、例えば、弱い、弱い、強い!弱い、強い!弱い、弱い、強い!…そんななが〜い単語、ないっしょ!ですって?う〜ん、あるかも?ま、ポイントはわかってもらえたでしょ。でも、こればまだ単語レベルですよ。

Cさん: と言う事は〜、まさか(冷や汗)…

Naoki: そうです。それと同じことが、今後は文章レベルでも起こるわけです。文章にある単語の中で、重要な意味を持ったものは強く発音され、意味的に重要でないものは弱く発音される。その音の強弱は、そのまま意味の重要性と関わっているわけです。ですから、皆さんも、英語を話す時に、大事な意味(情報)を持っているものは強く発音し、あんまり意味(情報)がないものは弱く発音すればいいのです。そうすれば、自然と文章に抑揚(イントネーション)が出てくるでしょ。

Cさん: あ、なるほどネ。それならできそうだな。でもその場合は、事前に、あるは、話している時に、大事なものと大事でないものを選別しなきゃいけないわけだ。

Naoki: そうですね。まあ、それは、気持ちが入れば自然とそうなると思いますよ。あ、あと一つ。この原理を聞く方(ヒアリング)に応用したら、強く聞こえる音(単語)は大事な意味(情報)が入ったもので、弱く聞こえるものは、意味(情報)的には他のものと比べて重要でないということですね。だから、強く聞こえるものばかりを意識して聞いていて、それらの意味がわかれば、それらを頭でくっつけて意味が通るように理解しようとすれば、だいたい話し手の主旨はわかるというわけです。どうです、ヒアリングにも役立つでしょ、この原理。全部わかろうとするのではなく、強く響くものだけに集中して、その意味をつないで話し手の言いたい事を理解する。それがヒヤリングの手っ取り早い向上法というわけです。

Cさん: な〜るほど。この間のTOEICもヒアリング悪かったからな〜。このままじゃ、いつまでたっても平社員のまま…。結婚できな〜い。寂しい〜!

Naoki: 英語ができるようになったらといって結婚できるわけじゃないですけどね。あ、失礼。ともかく、質問の答え、わかってもらえました?英語のふにゃふにゃは、音の上がり下がり、音の強さに変化があるためにイントネーションが生まれるため。また、ふにゃふにゃって聞こえるのは、自分たち日本人が平坦な音に慣れていて、頭(脳)がその音域を超える音をまだ言語として認識していないために、意味のない音としてとらえるから、そんな感じに聞こえるわけです。英語の音に慣れて、強く響く音に集中して理解する習慣ができてくれば、その「ふにゃふにゃ」の音は、はっきりしたメッセージとして頭に残るようになると思いますよ。さあ、それまで頑張って英語の音を聞いて聞いて、聞きまくりましょう!

Cさん: はい!そうすれば結婚できるかなあ〜?

Naoki: だから!それば別だって言ったでしょ。…ま、いっか。そう!英語ができるようになったら結婚できますよ!頑張って!(少し無責任…でも結果オーライなら、いっかな?(笑))

(End of Story)


問答シリーズ 3「英語の音って、なんでふにゃふにゃ…?」

2020-04-24 | 英語の学習
Question 3: 英語の音って、なんであんなに、ふにゃふにゃって、してるんですかね
       〜?(Cさん、35歳、会社員、男性(…のつもり)

Naoki: ふにゃふにゃ、ってですか?あ〜、なるほどね〜、なんか上がったり、下がったりしていて、それに音がはっきり聞こえないってわけですね。

Cさん: 英語は読めるんですよ、これでも大学は出てるし〜。

Naoki: ま、それは関係ないですけどね。ではまず、日本語の音を考えてみましょう。日本語は、単純に言うと、a(ア)、i(イ)、u(ウ)、e(エ)、o(オ)という母音と、単純な子音で出来た、50の、いわゆる、あ、い、う、え、お、か、き、く、け、こ、さ、し…という、音節を組み合わせて単語を作って、また、それらをくっつけて文章にしますよね。

Cさん: ま、そんなことは知ってますけど。会社にも行ってるし…。

Naoki: えぇ、それも関係ないですけどね。ま、ともかく、なので、日本語を話すと、いつも母音がいっぱい聞こえる。聞こえないと、何を言ってるのか、さっぱりわかんないですよね。おい、はっきり話せよ!って言いたくなりますよね。

Cさん: よく言われるんですよね〜、僕。いや、今日もね、課長から…

Naoki: あ、それはいいです。つまり、母音がいつも強調されて、また、ほぼすべての音に母音が付いているので、はっきり聞こえる。なぜ?母音は有声音なんですね。つまり、のどが震えて音が出る。なので、はっきり聞こえる。そして、その音がいっぱい次から次に聞こえてくる。だから、日本語を知らない外国の人が日本語を聞くと、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、って聞こえる。まるでマシンガンのようだって言うんですね。音自体はいつも平坦で。

Cさん: 日本語はマシンガン言語、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ…

Naoki: お〜い!それはもういいですから。じゃあ、英語はどう聞こえます?

Cさん: そうですね〜、ダ、ダ、ダダダン、ダ、ダ、ダン、ダダダダダン、ダ、ダ、ダン…みたいな。

Naoki: そう!いいですね〜。つまり、リズムがあるわけでしょ。そのリズムのことを、イントネーション(抑揚)って言います。だから、英語はイントネーション言語って呼ばれるんですね。

Cさん: は〜日本語はマシンガン言語で、英語はイントネーション言語…。

Naoki: いや、いや、マシンガン言語とは言いませんけどね。ま、いっか。では、どうして英語にはイントネーションがあるのか?それは、英語には多く子音、あるいは子音が集まった固まりがあって、その中に母音が埋もれている。しかもです!その母音の数は、単純な母音(短母音)と2つの母音が集まって一つになっている二重母音がある。しかもです!

Cさん: ま、まだ、何かあるんですか?

Naoki: そうです!その母音の音の音色が違う…。口の上の方で発音されたり、下の方で発音されたり、口の奥の方で発音されたり、唇の開け方が違ったり、そりゃぁ、ややっこしい。そんな母音が全部でなんと15もあるんです!拍手!〜って…違うか。失礼。つまり、そんな母音群といろいろな子音が集まって単語ができている。じゃあ、そんな単語をいっぱいくっつけて話したらどうなります?ダ、ダ、ダ、って、日本語式で言えます?子音がいっぱいあるわけだから、空気が抜けるの、はじけるの、唇を合わせるの、様々な音を作りつつ、その中に七色の(?)母音を入れる…。ああ、忙しい。だから、そんな単語で出来た文章をしゃべろうと思ったら、リズムをつけなきゃ、とてもじゃないけど意味のある固まりを流暢に話すことはできないわけです。そこで…

Cさん: あの〜、まだ続き、長いです?仕事があるもんで…。できれば今日はこのくらいで、ってわけにはいきません?

Naoki: (あなたが質問したんでしょ!と怒ってみても仕方がない。ので…)No problem! じゃあ、続きは明日にしましょう。See you tomorrow! (なんか消化不良…。胃薬飲もう…。)

(End of Part 1)