ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

The Covers(6/26)3

2022-07-18 20:15:00 | メディア
甲斐さんが、ナッシュビルでのレコーディングについて語られたトコで
スタジオトークは一旦終了し、番組冒頭と同じ
1963年の第14回NHK紅白歌合戦でのザ・ピーナッツ「恋のバカンス」の映像が流れる中

「語り」の堂本光一さんが「そんな甲斐さんが披露するのは
1963年のザ・ピーナッツの『恋のバカンス』
ナッシュビルでレコーディングした初めてのカバーアルバムに収録
作曲は、和製ポップスの開拓者・宮川泰…(『作曲者 宮川泰(1931-2006)
ジャズの感覚を生かした和製ポップスの開拓者』とのクレジット)

ジャズの感覚を生かした、軽やかなリズムが印象的なこの曲
今夜は、甲斐さんが1978年にアメリカでレコーディングした当時のアレンジでお届けします」と説明
(画面下に『翼あるもの』のジャケ写と『アメリカでレコーディングしたアレンジで!』の文字)

「翼あるもの」と「恋のバカンス」のジャケットが並んで映ったあと
画面はスタジオのトークセットに戻り「恋のバカンス」のアナログ盤を手になさったリリーさんが
「改めて、当時の高音アレンジとか、めちゃカッコいいですね」とおっしゃって
水原さんに「この曲は聞いたことありますかね?」と質問

水原さんが「もちろん!もう、この曲はすごく素敵ですねぇ」とお答えになると
今度は甲斐さんに「でも、この…宮川先生のこのメロディーに感じる魅力っていうのは、甲斐さんは?」とお訊ねになり
甲斐さんの「もう洋楽ですよね」という返しを受けられ
「今回『恋のバカンス』は、どのようにアレンジして頂けるんですか?」と質問

甲斐さんは「そうですね、あの…僕…結局、ちゃんと、その…もう1回カバーするからには
その個性とか、そういう新たな切り口とかが出ないと
あんまり意味ないんじゃないかな?って感じがするんで
ミディアムレゲエのタイプのカバーになってますね」と説明なさってましたが

「翼あるもの」をリリースされた当時のインタビューでも
「バラエティーと歌番組に夢中だった」子供の頃から「ピーナッツは別格」とおっしゃるほど
「ピーナッツのファンだった。マイナーなレゲエでやってみたかった」と話されてます
ちなみに…甲斐さんが初めてアレンジなさった曲は
先刻チラッと流れた「グッドナイト・ベイビー」だそうで
こちらは「原曲よりもアップテンポで歌いたかった」とのことでした

更に…「原曲を知らない人達にも、その良さを判って貰いたいし
流行した時期を過ぎると、どんな良い曲も懐メロとしてしか評価されず
スタンダードが生まれにくい日本の音楽状況に
『本当はそうじゃないよ!』という思いもあるから…」…と話されていて
海外では、たとえ往年のヒット曲でも、単なる「懐メロ」ではなく
敬意を持って扱われていることにも触れておられます

ともあれ…ここで、ようやく1曲目のカバー曲披露の時間となり
トークセットとは別のスタジオで、ドラム・佐藤強一さん、ベース・岡沢茂さん
キーボード・前野知常さん、アコースティックギター・鈴木健太さん
そして、リードギター・古川望さんという、甲斐さんがおっしゃるところの
「ほぼ甲斐バンドのメンバー」を率いて…って
松藤さんもイチローさんもいらっしゃいませんけど…(苦笑)

マイクスタンドを振り回すシーンや「ジャケットアクション」も交えながら(笑)
「恋のバカンス」をお歌いになってましたが
奥さんは、マイクスタンドを手に動かれる甲斐さんにキャイキャイ言いつつ(笑)
一方で「やっぱり、この曲はアノ当時の声の方が破壊力あるね」とポツリ…
まだ少し甘さの残るハスキーボイスや、合間に聞こえるブレスの音やタメ息に
「のたうち回った(笑)」という当時を思い出して遠い目…(笑)

それはともかく…甲斐さんが、ビルボードツアーのMCで
「新しいギターが入ったんですけど、心配じゃないですか」とおっしゃっていたという(苦笑)
古川さんは「NHKの人(笑)」と呼ばれていらっしゃるだけあって、さすがの演奏で
奥さんは、この先の甲斐バンドツアーにも参加して頂きたいと申しておりました(笑)

甲斐さんが「間奏で、バリバリのツインギター弾かせようと思ってたのに
『フォークギターでいいですよね?』『フォークギターでいいですよね?いいですよね?』
…って言って来て…楽しようと思って!(笑)」と明かされていたものの
「『恋のバカンス』は、アコギが上手くないとダメなんで…」と指名なさった鈴木さんも
その期待にしっかりとお応えになっていたし
ご本人は「どれくらい映るかな?」とツイートなさっていたけど、ちゃんと存在感がおありでしたよね?

このスタジオ収録の映像が終わり、再び画面がトークセットに戻ると
MCのお二人はもちろん、スタッフの皆さんからも盛大な拍手が起こり
画面には「歌謡曲をレゲエ・アレンジでカバー」というクレジットが出て

リリーさんが「これはまた…僕が、あのー、ホントに甲斐さんの音楽に感じる
ナンか、ヨーロッパの路地裏の匂いっていうか…
まさか、この曲、こうなるのか!?って感じしますね」と驚かれてましたが
奥さんは「ヨーロッパの路地裏の匂い」というフレーズが刺さりまくったらしく(笑)

「甲斐さんのアノちょっと小昏い雰囲気の曲にピッタリな表現じゃん!
この曲も『熱い砂の上』って歌詞があっても、絶対に海岸じゃない感じって思ってたけど
リリーさんって、ホントにスゴイねぇ!」とビックリ!

ともあれ…リリーさんが「ここまで原曲…(とは異なるアレンジ)」と話されるのへ
甲斐さんが、カブセ気味に口を開かれたものの、そこは同じ福岡県民、慌てず騒がず…(笑)
甲斐さんは、さぞかし「どや顔」をなさってるでしょうと思いきや(笑)
「ナカナカ冒険してますよね(笑)」と返され、水原さんも「うん!大冒険!」とハゲ同(笑)

ただ、リリーさんの「でも、ねぇ?これは(作曲者の)宮川先生も
『あっ!この手もあったか!』(という思い)はあるでしょうね?」という賛辞は続き
甲斐さんが「(当時)もうすでに、レゲエっていうのは認知されてたんで、ボブ・マーリーとかで…
それから何年後なんで、もうナンか、こう…レゲエの色んなタイプが
もう、世の中に出始めてた頃なんでね、ちょっと面白いですよね」と話されると

更に、リリーさんが「このタイプのね、レゲエスタイルもないし…あと、ナンだろう?
その…『恋のバカンス』って、あのハネてるところの全般的なイメージが、あの曲を作ってるのに(笑)
ハネ方が全然違うっていうか…」と、おっしゃって
その途端に、奥さんは思わず「そう!そう!」と膝を打っておりました(笑)

甲斐さんの「歌詞はナカナカ淫靡な歌詞ですからね、実を言うと…」という一言に
水原さんが「うん、そうですよね、ナンか、その…だから原曲を聴いて、やっぱりこう…
パッと気づかないところをやっぱり気づかさせて貰うっていう…」と反応されると

甲斐さんが「そうなんです、実は、歌詞…字面を読むと結構な大人の…
気づかせないとダメだろと思いましたもん!大人の話だからね、これって…」とカブセられ
リリーさんも「確かに、そのー、淫靡な部分が
ここで浮き彫りになりますよね、このアレンジは…」とナットクのご様子

甲斐さんは「ふふふ…(笑)」と含み笑っておられましたが(笑)
ご自身も「カーテン」や「野獣」「ビューティフル・エネルギー」など
「淫靡な大人の話」をお書きになってますもんね?(笑)
コメント
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