お母ちゃんの徒然 ときどき絵手紙

日々の事を自然体で綴ってみたい。

寂聴さん 俳句集 ひとり

2018年08月29日 | 雑感



Eテレの録画 寂聴さん 俳句集 ひとり の寂聴さんご本人の 注釈 解説でした
だいぶ前に録画したのですが 句の中へ入りこむには落ち着いた時間が取れる時にと・・・・

剃髪前 まだ瀬戸内晴美の時代 小説を興味深く読んだ世代である

剃髪以前も華やかな作家 剃髪後仏門に入られてもTVが取り上げ ある意味華やかさがある寂聴さんです
御年96才 ガンとも戦い ただでは起きぬ文筆の才は 俳句を自費出版

Eテレの寂聴さんいわく 病み上がり小説を書くことはストレスになるが 俳句は言葉遊びで
ストレスにならないと いっぱいに言葉の詰まった脳から発する俳句はトレーニング的なものでしょう
注釈として俳句は遊び何て言ったら 俳句の道に厳しい俳人から怒られますよねと言うことも心掛けておられる
増刷増刷でなかなか手に入らないとか 放映で寂聴さんの俳句に触れる機会がありラッキー



柚子湯して逝きたるひとのみなやさし

二河白道(にがびやくどう)駈け抜け往けば彼岸なり

子を捨てしわれに母の日喪のごとく

ひと言に傷つけられしからすうり

仮の世の修羅書きすすむ霜夜かな

小春なり廓は黄泉の町にして

独りとはかくもすがしき雪こんこん

骨片を盗みし夢やもがり笛

御山(おんやま)のひとりに深き花の闇



この御山(おんやま)とは東北の荒れ寺 天台寺 廃寺を再建され寂聴さんが
講話に通われ 寺で寝起きされた夜の気持ちを俳句にされたとの注釈でた
イノシシ たぬき 熊の出る 御山(おんやま)だそうです


96才の寂聴さん明るく華があるんです 死ぬまで言葉遊びでしょうか 
もう1冊句集を書きたいと おっしゃってました


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