鈴木の「窓に西陽が激しく当たる部屋」melow

メジャーとマイナーの漂流者・鈴木。
常に両極を嗜好するわたくしの徒然ブロ&グー。

ホラーおばさんに会った

2007年02月09日 | 【鈴木の部屋】
友人たちと渋谷で会合。
飲み屋街の某ビル二階の窓際座敷である。
笑顔の耐えぬ会話の最中…
ガラス張りの壁に背をむけて座る鈴木と友人Eの間を縫って、向かいに座る友人の1人が突如、遠くを見つつ顔が恐怖の形相に変わった!何かを叫び、目をそらし固まる…

「何!…何!?」

と背後を確認する窓際チームを後目に、また1人さらに1人と口に手を当て

「ひゃあああ~」

と雄叫びをあげる…
よく、見ると…!!
向かいにある、古めかしい三階立てビルの窓

かかっていたはずのカーテンが10センチ程開けられ…

その奥にかすかに見えてる白いかお…

しろーい「顔」!

窓枠には同じ人物とみられる「指」がかかっており、その指と暗闇に白く浮かぶ顔をつなぐものは…見えない。

さて写真は鈴木が満を持して納めた、極めて世にも恐ろしい現場写真である!

その建物は寂れの窮地ではあるが、一階はにぎやかな中華料理と昔ながらの商店になっている。
建物にせりだす形で取り付けられている各店舗の看板はそれぞれが個性的過ぎて、読み上げるだけで冷静さを欠く。
地下のショーパブ「渋谷ナイト」は、明らかに人の出入りがなさげであり、白黒の「拳を振り上げたマッチョなメンズ」が看板になっておりなかなかにハードだ。
…が、なんと言っても恐怖するのは、一階以外(二階三階)は部屋に電気がついていない。
三階に至ってはギシギシいいそうなバルコニーに枝だけいやに成長した鉢植えが置かれていてなんかコワい。

暗闇の奥からせり出してきた顔はこちらを見つめ、しばらくすると暗闇に消え、カーテンもシャッ!と閉じられる。
何度となく繰り返すうちに、その正体が
おじさん
ではなく
おばさん
だという事実を発見したが、どちらにせよ暗闇の中で一体何をしているのか、しばらくは一同「恐怖」とともに思いを巡らした。

渋谷に立ち寄ったとき、この看板を見つけたのなら…あなたの頭上にはこの恐怖のおばさんが潜んでいるかも知れません!
備考だが、この窓がある二階フロアには「ナイト渋谷」という看板が掲げられていた。

地下の店舗と混同しそうなので、こんなコワい事をするなら
「ホラー渋谷」
とでも改名していただきたいものである。