手に負えるのか、負えないのか

今回の人生の時空の中だけでも、どのくらいの人災・天災・犯罪・戦争・テロ....
これらが立て続けに起きてきたことでしょう。

そしてまた、今、目に入ってきたり情報として入ってくることもなく
多くの兄弟たちが、今この時点も困っていて、大変な想いをしていることでしょう。

「どうしたら地球上のすべての問題がクリアーになるのだろうか？」
「何か、そのための運動をするべきなのではないか？」

この世界の何かがおかしい。
と、子供の頃から確信してきた私は、とても深刻に考え込んで、
本気でどうにかしようとするタイプでした。

もちろん、いかなる運動をしても良いし、啓発をしていっても良いし、
それによって心が休まり、勇気がわいてくる兄弟たちも多くいらっしゃることと思います。
大変ありがたいことです。

形のレベル、日常レベルでは、私も募金をしますし
大難が小難、小難が無事を祈り続けます。
それは、それぞれ誰もができる範囲内の最大限ですべきことだろうと思います。


しかし、実際のところ
本当に本当に、根本的な問題を認識してゆく必要が
どうしてもあります。

心が世界を投影していますから、それが夢見を長引かせている根本原因ですから
（形のレベルですべきことをしつつ、それと並行して）
「本当に、すべきこと」があります。


（※これは、強制されるべきことではありませんので絶対にそうしなければならない。とか
そう見なければ、そう学ばなければならないわけではありません。）


随分前から、こういう言葉がやって来ていました。

「世界のあらゆることが、手に負えない」と、認識されないうちは
「私」は、この世界に住む者として、個として、
どうにか頑張り続けようとするし
自分で、自分たちで打破しようと頑張り続けます。

もしも、頑張れば頑張っただけ、
世界は満ち足りて平和になるのであれば
もう、とっくに平和になっているはずです。
しかも、完璧な平和なはずです。

そうでないなら、何かがおかしいんです。
何かが、圧倒的に間違っています。

その間違いは、何なのだろう？

子供のころから、とてもとても不思議で仕方がありませんでした。
本当の世界が実在するのであれば、
そこに住む住人は、絶対に死なないはずだ。

という理論が、幼い頃から、なぜかありました。
誰から教わったわけでもないのですが、、
（内側からやってきていた声だったのでしょうね）

尽くせばつくした分だけ、献身すれば献身しただけ、
必ずそれは自分に返ってきて
それは、決して減ることも消滅することも無いはずだ。
という理論です。


しかし、どうもそうではないらしい。
（挙句の果てには死んでしまう。って～～～？？）

猛烈に不思議な世界に見えました。
「なんなんだ？？？！！ここは。」
と。


本当の幸せが見えてこないこの世界には
いろいろな説があります。
地球上的なレベルの陰謀論、宇宙的なレベルの陰謀論、

しかし、実はそれが私たちの苦しみや葛藤の
本当の原因ではないんです。

それも、一つのストーリーであり
分離した世界と分離した者であり続けるための、物語です。


陰謀論の中では、人工地震説、人工天災説もあります。
それも、物語としてはあるのかも知れません。

それでも、苦しみや葛藤の真の原因は、そこにはありません。


どこを探しても、この世界には一切の原因がありません。
宇宙の果てまで探し続けても、最先端の物理学を駆使しても
真の原因は、発見されることはありません。

ここは、結果の世界だからです。

ある信念を具体的に体験するための、仮想世界の映像だからです。

本当の問題は、映像を映し出している「信念」であり
それが、唯一の問題であり、唯一の原因です。



私たちは、どこかの時点で、いずれはここに気が付いてゆく必要があります。
「いつ」なのか、そこにのみ自由意志があります。



今も、あらゆる苦しみや葛藤を感じている兄弟たちがいます。
その兄弟たちについて感じるもの、それこそが
「自分自身の愛と助けを求める叫び声です。」

分離した他者なんて、存在しないんです。
「私」が見たすべては、自分自身の姿です。

ほんとうに、ほんとうに、救われるべき者は
この夢を見ている者です。

夢を見ている者が、夢をつくり、夢見を維持しています。

その者が、完全に癒された時

夢は消失します。


そして、真理に覆いかぶさってきた夢と夢の原因が消えるので
真理の自覚だけが臨在していたことに気付きます。

消えた夢が思い出されることすら
ありません。


それが、復活です。





.