昨年、浮島ヶ原自然公園に移植したミツガシワ。
もう芽を出して、つぼみまでつけていました。
本来、寒冷な所で育つ植物です。
高地や、東北以北では普通に見られる植物ですが、温暖な静岡で、しかも海抜ほぼ0mに近いところではほとんど見られません。なので、氷河期の生き残りと考えられています。
ずっと絶えたままだったんですが、昨年、公園近くの冷たい水が流れる水路で見つかり、地主さんのご厚意で移植させてもらいました。
ちょうど井戸を掘って湧水を出すようにしたので、その周りに植えたところ、水温がこの時期はまわりより高いためか、早々と芽が出て、つぼみまでつけたというわけです。
暖地では4月に咲く花ですが、この様子だと3月には咲きそうですね。