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秋の終わりに向けて、アキアカネは子孫を残していました

2012-11-11 | 自然観察(昆虫)

晩秋の空を飛び交うアキアカネ。
オスとメスが繋がりながら飛ぶ姿が見られます。冬に向けて、産卵の季節です。
そんな中、交尾の姿勢で飛んでいるアキアカネがいました。



上から見ると、翅が8枚ある昆虫のように見えますね。
まるで「風の谷のナウシカ」で、腐海も森を飛んでいる生き物みたいです。

なぜこんな形になるかというと、そればトンボの生殖の仕方にあります。まず、オスが腹部先端の生殖器から精子を腹部の根元の副性器に移します。そして、なわばりに入ってきたメスを腹部先端の付属器で首根っこを捕まえ、メスの腹部先端の生殖器をオスの副性器にくっつけて交尾をします。
なので、こんな形になるんですね。

でも、メスがいつも下で捕まっていて大変だよなぁと、いつも見るたびに思います。