★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

田んぼ歩きで見かけた花々

2009-07-20 | 自然観察(植物)
田んぼ歩きで見かけた花々です。

まずはヤブカンゾウ。
このオレンジ色の花が土手に映えています。
ノカンゾウと比べると、一重のノカンゾウに比べてヤブカンゾウは八重の花。しかも色は鮮やかな印象があります。この八重を作る内側の花弁は、雄しべが変化したものとのこと。
別名は「ワスレグサ」。「今昔物語」や「万葉集」に出てきます。元々は中国の故事から「憂いを忘れる草」という意味でつけられたようですね。確かにこの華やかさを見ていると忘れられるかも。

春先には、若芽を味噌和えで食べました。この食感がけっこう好きです。でも今年はあまり食べなかったな…


次はシロバナサクラタデ。
湿地帯に咲く白い小さな花が特徴の植物。
1つ1つの花をじっくり見てみると、なかなかかわいい花です。たくさんの株が生えていました。


赤紫色がきれいなミソハギ。
ちょうど花が咲き出していました。赤が夕陽に映えます。

漢字で書くと「禊萩」。つまり元々は「ミソギハギ」だったのが省略されて「ミソハギ」になったとのこと。


また、別名が「ボンバナ」(盆花)、「ショウロウバナ」(精霊花)、「ミズカケバナ」(水掛花)というそうで、まさに今の時期の花ですね。7月末がお盆という地方もありますし。
この花を、盂蘭盆の供花にしたり、供物に水を注ぐのに使われたりするそうです。

確かに、ちょっと品があってお盆の雰囲気にはぴったりの花だなと思います。

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アオサギをじっくり観察

2009-07-19 | 自然観察(鳥)
浮島ヶ原自然公園を歩いていたら、後ろから航空機のように追い越していく物体があって「なんだ~!?」と思ったらアオサギでした。
50mほど先の木道の手すりにとまったので、動きをゆっくりにしてじっくり観察してみました。
ともかく音を立てずに、しーずかに近づいたのでそう気にはなっていない様子。


なぜか片足をあげて、一本足で立っています。
なぜでしょうね。なにか意味があるのやら。
じーっとしたままです。


なんか眼はこちらを見ているような…気が付いたかな…
でも動かずにじっとしています。


ずっと木道が伸びる先を見ているようです。
なにかあるんでしょうか。


ゆーっくりと頭を動かして今度は水路の方へ。
何か獲物がいたのでしょうか。


突然ばさっと羽を広げて水路へ飛んでいきました。
エサを見つけたのかな、と思いましたが、反対の木道からすぐに姿を現したのは、散歩中のダックスフンドとおじいちゃんのペア。この出現に驚いて飛んだようです。


お散歩ペアが立ち去ってから水路をのぞくと、約30m先で立ち込んでいました。
これまたじーっと立ちつくしています。
さらに見ていると、そーっと足を動かして抜き足差し足で岸に近づいています。
そして5分かけて近づき、バシャッと音を立ててみごとオタマジャクシをゲットしました。
さすがアオサギ、と思わされる光景でした。

さすがに写真には撮れませんでしたが、頭上ではヒヨドリが空中で飛んでいるコガネムシを捕まえるところも目撃しました。
しーずかに観察をしていると、こんな光景も見られるものなんですよね。

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田んぼの上で群れているトンボがいました

2009-07-18 | 自然観察(昆虫)
やたらたくさんいるんだけど、ちっともとまらないので、網で捕ってみました。

やはりウスバキトンボでした。
翅の根本が黄色なので、眼が慣れてくると飛んでいる姿でもわかります。


頭部を拡大。
前脚を上げて「離せーっ!!」と言っているみたいですね。
よくよく見ると、結構きれいな体をしています。

このトンボ、夏が過ぎて利用されなくなったプールに大発生します。
人知れずプールの壁で羽化していることが多いです。
でも南方系のトンボなので10月ぐらいには死滅してしまうんですが。


まいどおなじみのコシアキトンボもいました。
このトンボもホバリングしながらよく飛んでいます。
ようやくとまったところで撮りました。メスのお尻からのアップになってしまいましたがwww

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今、田んぼのあぜ道を歩くと

2009-07-18 | 自然観察(両生類)
ヌマガエルがたくさん飛び跳ねます。
まぁ、よくこんなにいるなと思うくらいわらわらと出てきます。
まだ成体になりたててで、顔つきもまだかわいいですね。


ヌマガエルは、背中の真ん中に白い線がありますが、なかには線の無いやつもいます。このカエルとは、レンズを通して見つめ合っちゃいましたww

これだけカエルがいるから、先の記事に書いたチュウサギなんかがいつもいるんでしょうね。


田んぼの脇に染み出た水では、クロベンケイガニがいました。
ちょうど死んでしまった子ブナを見つけたようで、食べようとしていました。

田んぼを歩いてみました

2009-07-17 | 自然観察(鳥)
ここのところ、稲の黄緑が美しい田んぼに行くとサギ類がよくいます。
ちょっとしばらくの間は、あまり姿を見ませんでしたが、最近またよく出会うようになりました。

道の近くにいたので、そーっと近づいて撮りました。
でも、さっきは本当に道の脇にいたところで車で自分が来たので、ちょっと警戒している様子。

さらにそーっと近づいてみましたが…


飛んでいってしまいました。
ゆーったりと飛んでいましたが。

もうすぐ巣立ちかな?

2009-07-16 | 自然観察(鳥)
車庫の軒先に巣を作っていたツバメの巣をのぞくと、巣からはみ出かけているツバメの幼鳥がまだいました。
だいぶ顔つきや体が大人に近づいています。


ご立派な顔つきですね。

車庫の外には、たくさんのツバメが飛び回っていました。
どうやら近所で巣立った連中や、1回目の繁殖で巣立った連中も混じっているようです。

時々車庫の中まで、さっと入ってくることがありました。
「早く巣立ってこいよー」なんて誘っているんでしょうかね。

植木のアマガエル

2009-07-15 | 自然観察(両生類)
母方の実家の玄関には、たくさんの花や植木がありますが、それらをよく見るとアマガエルがたくさんいます。
今の時期は、前にある田んぼから巣立って成体になったばかりのアマガエルがいるようです。


手入れに竹酢液を使っていて、薬品類を使っていないので、彼らにとっては住みやすい環境のようですね。
花に来る害虫を食べてくれるといいんですが。ある程度は食べてくれているのかな。

山の中で出会ったハグロトンボ

2009-07-14 | 自然観察(昆虫)
母方の実家の裏山を20数年ぶりに歩いてきました。

そこで出会ったハグロトンボ。林の中でひらひらと舞っていました。
翅の黒さを、昔の女性がしていた「お歯黒」の黒さに見立てて「オハグロトンボ」としたのが、時代を経て「ハグロトンボ」になったようです。

翅の黒さもなかなかいいですが、オスの金属緑色に輝く体もいいですね。
林縁のササのところにいましたが、差し込んでくる光に体が輝いていてかっこよかったです。


こちらはメス。
オスに比べると体色が地味。
脚にある長い毛がよくわかります。

このハグロトンボは、カワトンボ科。
大した水辺もないこの山の中で、なぜカワトンボの仲間が?と思いましたが、調べてみると未成熟の個体は薄暗い林内でしばらく過ごす習性があるようです。だから、林の中でひらひら舞っていたんですね。
成熟すると、川辺へ戻っていくようです。

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富士山五合目の昆虫たち

2009-07-13 | 自然観察(昆虫)
富士山五合目お中道ハイクで見かけた昆虫たちを紹介します。
富士山の3合目あたりからは亜高山帯になり、シラビソ・コメツガ・カラマツ混交林になります。
その林床は、コケでびっしり。

そんな林よりちょっと上のほうで出会った昆虫たち。

まずは、オンタデの花に来ていたヒラタアブの1種。
花が咲くと、このアブがたくさん来ます。富士山で一番お目にかかる昆虫かもしれません。


もう一枚。
花が咲き出すと、たくさん飛び回っているのが見られます。


ベニバナイチヤクソウには、オオマルハナバチ。
大きなハチで羽音も大きいですが、いたって温厚なハチです。
脚にたくさんの花粉をつけていました。


花から花へ、飛び回っていました。ここぞとばかりに花粉を集めているんでしょうね。


溶岩の上には、同色のバッタの幼虫。何バッタでしょうか。
じーっとしていると、岩と同化しているように見えます。


ブルーメタリックに輝くハムシの1種。
とてもきれいですね。自分のズボンにとまっていました。


座っていたベンチの上にも、別のハムシが。
ハムシ類もよく見かけます。でも、名前はほとんどわからず…。
どなたか同定してください。


遊歩道の脇をはね回っていた、ニワハンミョウ。
あごがとても立派です。ハンミョウほど派手ではないですが、なかなか渋い体色をしていてかっこいい昆虫ですね。
じっとしてくれていたところを撮りました。

よくよく見ると、標高が2300mの場所でも結構昆虫がいるものだなぁと思いました。

富士山お中道の花々

2009-07-12 | 自然観察(植物)
まずはミヤマハンショウヅル。
1株だけありました。
花が火事を知らせる「半鐘」の形をしているのが名前の由来。
確かに似ていますね。


途中からベニバナイチヤクソウが増えてきました。
「一薬草」の名の通り、抗菌作用があり傷などに葉の汁をつけると効果があるとされています。


群生しているところもありました。
半寄生植物であるためか、生えている所にはたくさんありました。


スノキの花。
これは初めて見ました。葉を噛ませて酸っぱさを体験、なんてことはよくやりますが。
よく見るとこれもツリガネ型の花で、薄紅がかった色がきれいですね。


スコリアの火山荒原には、オンタデの群落がぽつぽつとありますが、その脇にあったイワツメグサ。
こんなところに養分あるのかなと思うところに生えていることが多いです。
ハコベ属の植物なので、花はハコベに似ていますね。

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