政治資金の私的流用問題に批判が高まっていた東京都の舛添要一知事(67)は15日午前、都議会議長に辞職願を提出した。辞職は交代が予定されている副知事任命後の今月21日付になる見通し。舛添氏は続投に意欲を見せていたが、与党の自民、公明両党を含む都議会の全会派が一致して不信任決議案を提出したことを受け、辞職に追い込まれた。与野党は、次期都知事選に向けて、後任候補選びに着手した。舛添氏は午前10時頃、都職員を通じて都議会議長に辞職願を提出した。議長は受け取った翌日から5日以内に都選挙管理委員会に通知し、知事選はその翌日から50日以内に行われる。投開票は7月31日(7月14日告示)か8月7日(7月21日告示)になる見通し。