矢田山金剛山寺 (通称 矢田寺)
紫陽花寺としても有名なお寺さまです。
朝早くに行きましたので あまり人もいなくて ゆったりと紫陽花を愛でることができました。
本来は 8時半に 紫陽花園は開園なのですが お寺さまの配慮で 「入山券」は
「お帰りの時で ・・・」 と かなり早めに入れてくださいました。
矢田山金剛山は 斑鳩の里に連なる矢田丘陵の中心にあり日本最古といわれる
延命地蔵菩薩を安置しています。
また 「矢田寺」という名でしたしまれているのは この地が万葉の昔より矢田の里と
呼ばれれていたためで 奈良朝の文書に既に「矢田寺」という名称が使われていたそうです。
お地蔵様とあじさいの花
お地蔵さまはお釈迦様の入滅後 弥勒菩薩が出られて再び法を説かれるまでの
56億7千万年の無仏の間 救いのないこの世に出現され その身を種々の姿に分身し
一心に民衆を救済される有難い尊い仏像さまです。 これに因み 当山に咲き競う紫陽花の花びらの
そのひとつひとつが さまざまに色を変えて目を楽しませ とどまるところのない世の無常を
説くが如きは まさにお地蔵様の化身と申せましょう。
"みそなめ地蔵"
その昔 近在の農婦が自家製の味噌の味が悪くなり困っていました。ある夜のこと夢の中に
石のお地蔵様が現れて「我にその味噌を食べさせてくれたら よい味にしてやろう」とお告げになりました。
翌朝 矢田寺へ参って参道を見ると 夢に立たれたお地蔵様がおられたので 早速だんの味噌を
その口許ににぬったところ 家の味噌の味が直っていたそうです。 これを伝え聞いた里人たちは
新しい味噌を作ると味が良くなるようにと こぞって御地蔵様の口許へぬるので
誰言うとなく「みそなめ地蔵」と呼ばれるようになったのだそうです。
ちょうど 紫陽花が見ごろで とても綺麗でした。
矢田寺は紫陽花のシーズンには かなりの人で賑わうようです。
山門を入ると 長い階段が~(聞いてないょ~)
一瞬 ひぇ~~ 内心思いましたね。
主人と 一体何段あるんだろうね と 話していたら お寺さまの人が 「217段あり 真っ直ぐ上がった見えなくなった
ところから 同じくらい階段があります」とのお言葉 ・・・ 再び ひぇ~
ちょうど同じ頃に来られていた 若いお嬢さん二人も 「わぁ~ きつい~」 と言っていました。
私は ゆっくりマイペースで
上がったら上がったで 下りるのも一苦労 膝に堪えます
私たちが下りるころには たくさんの人が階段を は~は~言いながら上がってきていました。
見知らぬ人たちばかりですが 笑みがこぼれ 「おはようございます」 と自然に言葉がでて
人と人の触れ合い 気持ちが和み ・・・ いいものですね
お天気の方も下り坂となっていましたが 雨に降られることもなく でした。
母と娘に 「あじさい 金平糖」 お土産に買い求めました。