功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

ぼくの議員室です。(2022/07/27)

2022-07-27 19:46:28 | On the Road
(これはもちろん、安倍さんの部屋ではないです。
 安倍さんの議員会館の部屋は、こんな殺風景ではなく、上手に住みこなしておられるなぁと感じる、温もりや安らぎもあるような議員室でした。
 これは、ぼくの議員室です。亡き父母、その背後は連合艦隊の旗艦の甲板に勢揃いなさった司令長官と幕僚たち、そしてこの画面には映っていないですが、電話機の右隣には青山繁子の写真、つまりみな、遺影です。
 ぼくの背後に居るのも、坂本龍馬さん、中岡慎太郎さん、ともに暗殺されたおふたりです。
 亡き命に囲まれて、ぼくはおのれの命をいま、生きています。
 ここで仕事をしていると、生と死の狭間で働いているなぁ、小さな事にかまけているヒマは無いなぁと思うのです)
安倍さんの部屋

安倍さんの部屋

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼いま議員会館の青山繁晴事務所にて、執務しています。
 きょう7月27日水曜でいうと、法務省の行政官 ( 官僚 ) と日本の家族法制をめぐって議論し、経産省の行政官と洋上風力をめぐって議論し、あるいは民間のエネルギー関係者とよもやまを議論したり、また、短い時間しか取れなくてもカンボジアの地雷除去に努力されているかたにお会いしたりです。
 国会が閉じていても、公務の連続です。

 この時季の、つまり選挙のあとの議員会館というのは、引っ越しのための養生が全館になされています。
 廊下や壁を作業で傷つけないために、青いシートなどが貼ってあるのですね。
 落選議員、引退議員が去り、初当選議員、再登場する議員を迎える引っ越し作業です。
 それなりの感慨を感じる光景です。
 ただ、この議員会館より、国会議員が家族と生活することもある議員宿舎の方が、もっと生々しいです。
 記者時代に、たくさん目撃をしました。
 泣きべその表情のベテラン議員もいました。


▼ぼくが今、秘書さんと居る部屋は、実業家出身の議員がいらっしゃった部屋です。
 落選なさったのではなく、「議員の仕事は想像していたのと違う。思うように活躍できない」と仰り、1期だけで辞められたと聞きました。
 6年前にここへ入ったとき、それを聞いた瞬間、『俺は、1期6年で辞めるという願いが、逆に、実現できなくなるのじゃないか』と予感がしました。
 ただし当時は、ちょっと辛い、ビターな予感というか、それだけでした。
 それがほんとうになり、きのう7月26日から、2期目の任期がすでに始まっています。

▼上述の写真説明にも書きましたが、安倍さんの居る部屋というのは、議員会館も、ご自宅も、それは素敵な場所でした。
 寛ぎもあるし、いい緊張感もある。
 調度品もよく考えられて揃っていて、間違っても、ぼくのように資料や本が積みっぱなしになっているなんてことは無かったです。
 生きること、国事に励むこと、いずれも愉しんでおられる安倍晋三さん本来の姿を感じさせる部屋だったのです。

 ぼくの居るのは参議院の議員会館です。安倍さんが住みこなしておられた衆議院の議員会館の部屋が今どうなっているのかは、わかりません。
 見に行く気には、とても、とても、なれません。

 あそこに、安倍晋三内閣総理大臣がいないというのは、あり得ないことです。
 実は、7年8か月にわたる総理大臣を辞められて、総理官邸から議員会館に戻られたときですら、それが信じられなかったです。
 官邸に居るのが、安倍さんでした。
 その総理官邸の内奥、日本国宰相の執務室を秘かにお訪ねすると、総理はいつも、片腕をソファに乗せたり、時には身を乗り出したり、ぼくが民間の専門家のときも、国会議員となってからも、同じようにリラックスして気持ちよく語ってくださいました。


 安倍さんとぼくのあいだに、利害関係があったことはありません。
 議員となってからも、どんな派閥にも属しませんし、それに変わりはありませんでした。
 ぼくの勝手な印象だけですが、いつも愉しそうに、現職の総理が時間を忘れるかのように話されました。人払いもなさって、SPも秘書官もいませんでした。
 もちろん、強固な守りの総理官邸で、しかも分厚いドアの外ではSPがしっかり固めていたからこそです。
 あの自由自在な議論の時間を、これから日本国のために活かしていくのが、不肖ながらささやかな任務のひとつだと考えています。




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韓国のパク・チン外相がやって来たのです(2022/07/27)

2022-07-27 05:51:24 | On the Road
( 自由民主党の本部で開かれた外交部会ですね。前に、リアルタイムでお伝えしました。
 奥に居並ぶ外務官僚に、徹底的に、問わざるを得ません )

このさなかにも、油断はできません、親韓派と韓国のうごめき

このさなかにも、油断はできません、親韓派と韓国のうごめき

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼日本のまつりごと ( 政 ) が、暗殺事件で揺れ続けるなか、韓国のパク・チン外相がやって来たのです。
 事件の起きる前から、日韓の外交当局が秘かに仕組んできた、いや、準備してきたと思われます。

 問題は、その中身です。
 部会は、国政の全分野について開かれます。そして部会では、その分野を担当する省庁からの説明がまずあって、それに対し議員が質問することが基本的に行われます。
 パク外相は、日本の林外相と会談し、さらに岸田総理とも会いました。
 日韓外相会談の結果について外務省はどのように説明したか。
 韓国による理不尽にして深刻、非道な反日が、ほとんど話し合われず、いわゆる「現金化」 ( 在韓の日本企業の財産を不当に現金化して奪うこと ) だけについて協議したかのような説明でした。

▼「現金化」は、まさしく破壊的にして異様な行動であり、日本は決して容認してはなりません。
 しかし同時に、この問題だけいくばくかの改善があれば良いということでも、全くありません。

 岸田総理は、参院選のまえに「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) が「安易に妥協的な日韓交渉をしてはならない」という趣旨の提言を総理官邸で手交したとき、「たとえばレーダー照射 ( 韓国海軍の艦艇が海上自衛隊の哨戒機P-1に攻撃の前段階となる火器管制レーダー照射を行った事件 ) についても韓国から謝罪と説明を行わなければならない」という認識を明言されました。
 この総理の姿勢とも、大きく矛盾します。

▼「韓国の外相はいったい何をしに来たのか、日本の外務省はどんなつもりで迎えたのか」と問わざるを得ません。
 この動画を視てください。






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