功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

北朝鮮の独裁体制が潰れないほんとうの理由(2021-01-20 08:43:08)

2021-01-20 09:17:14 | On the Road
▼拉致問題対策本部は、議員の発言時間が来て、不肖ぼくが最初に発言しました。

「新年となり、わたしたちは選挙の年と言っていますが、拉致被害者とそのご家族にとっては、また越年してしまったということです。痛恨の極みです」

「最近までは、『この一年のあいだに拉致被害者の全員救出を実現しよう』といったことを自由民主党も政府も掲げていたのに、去年は武漢熱の騒ぎに紛れて、それもちゃんと掲げずに終わりました」

「その武漢熱のために、この対策本部にも、ご家族のかたが来られていません。とても辛いことです。昨年は、有本嘉代子さんと横田滋さんらを喪いました」

「不肖わたしは、有本恵子さんと神戸の幼稚園が同じで、有本家と長いお付き合いをいただいていますが、有本明弘さんは、元気に活動と発言をされています。ただ、足がかなり動きにくくになり、一日一日、困難が増す情況だと思います」

▼「これに、わたしたちはどのように向かい合うのか」
「ひとつには、北朝鮮の独裁体制が潰れる、倒れると言われながら、潰れないほんとうの理由は唯ひとつです。中国が国連の制裁に違背してでも、裏援助を続けているからです。中国にとっては、北朝鮮を喪えば、日米同盟を含めて親米勢力が喉元まで上がってくるのが怖い」

「中国の対北朝鮮貿易のなかには、国連の制裁に引っかからない生活必需品もあると思われますが、西岡先生の証言によれば、今はこれも止まっている情況にあるということです。わたしもわたしなりの情報に基づいて、同意します。変化が起きています」

「そこで、ひとつには、政府が首脳レベルを含めて、中国に対し、北朝鮮が日本の拉致被害者を解放しない独裁を続けていることを支援しないよう、強く求めることです」

▼「もうひとつは、今年は北朝鮮が裏交渉において何かの条件闘争に出てくる可能性はあります。その際に、あくまで全員救出であることを絶対に、曲げてはいけません。政権の支持率が下がり、北朝鮮の出す何らかの限定的な条件に、応じる可能性について懸念を持ちます。ひとりも取り残さない、全員救出が揺るがない、それをすこしでも曲げれば、日本は二度と国民国家とは言えません」




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