同時に、消費税をめぐる深刻な問題も、日本が日本であるための課題の一環です。あくまでも課題のひとつです。
消費減税さえ実現すれば良いかのように、「誰とでも組め」、「そのためには離党しろ」、「それをしないならヘタレと呼ぶぞ」。こういうのも来ます。
そうした異見も、関心の表れでもありますから、感謝します。
ただし、こんな圧迫に屈するほど、ヘタレではありませぬ。
鋼、はがねになりましたと申しあげたのを、お忘れか。
そして善意のひと、あるいは真摯 ( しんし ) に絶望するひとには、こゝろを鎮められ、冷静になられ、ゆっくり一緒に考えましょうと申しあげます。
消費税の一点だけで組むのなら、たとえば新左翼 ( ほんとうは遙か昔にオールド左翼ですが ) の応援を得ている人とも、とっくに組んでいるはずではないですか。
さきほど、たぶんみなさんにとっても議員にとっても、意外な人物と電話でじっくり協議しました。
この人も、国会におられたときから、ぼくは尊重していました。
この人ご自身も、国会でのぼくの質問を、まるで国家観、世界観が違うのに、じっくり聴いてくださいました。そこはほんとうに素敵な人物です。
しかし組みません。
ここに、あらためて表明します。
日本が日本でなくとも良いという立場のひとびととは、決して組みません。
日本は、わたしたち万民が、私心をあらかじめ捨てられている天皇陛下と共にある邦です。
この立場は、貫き通します。
祖国の傷ついた尊厳を護り、喪われた国益を回復する。そのなかにこそ、消費税問題も、緊急経済対策も、感染症の制圧も、そして護る会がほんらい掲げている皇位継承の安定も、中韓による国土浸食の阻止も、スパイ防止法の制定もあります。
この立場から、連帯できるひと、連帯を模索できるひと、一致点を探せるひと、それを自由民主党の内でも外でも訪ね歩きます。
先ほどの印象深い電話は、その一環でした。
ある自治体の長です。