(↓で既に投稿している「…(その1)」からの続きですが…)
一方、西城秀樹さんは、約3年ぶりの新曲発売ということで、
私も掌握しきれないぐらいの(すいません!)
プロモーションをこなされているところです。
お身体大丈夫か?と多少心配にはなりますが。。。
先々週から先週にかけて、
朝日新聞の生活面「患者を生きる」シリーズの連載記事に続き、
東京スポーツ(こちらでは九州スポーツ)でも連載記事が掲載され
(いずれも取材インタビュー記事ですが)、
コンビニエンスストアあるいはバスターミナル売店へ
掲載紙を買いに走る毎日でした。
歌手活動35周年であり、また、今回は、
大きな闘病を経ての新譜発売ということもあって、
前者は闘病経験と内面の葛藤の軌跡、
後者は歌手活動の軌跡をたどる内容になっていました。
今回の新譜CDジャケット写真は、これまでのような
若々しさや華やかさを前面に出した顔写真ではありません。
ですが、生きざまという年輪の刻まれた顔写真だと思います。
(所属レコード会社である、ユニバーサルミュージックさんのウェブサイト=ここをクリック)
「めぐり逢い」は歌詞がとてもいい。
「SameOldStory~男の生き様~」はアレンジ含めて曲調がいい。
「最後の愛」はなつかしい。
いずれも直球です。
昨日秀樹さんが御出演された(生放送)、
M-ON(音楽系のCS放送局です…ここの放送局の番組はわりと好きです)の
「Make On The Holiday」…録画しておいたものを後から見たのですが、
番組中に流された「めぐり逢い」のPVがとてもいい!
モノクローム(白黒)の写真をつないでいく構成なのですが、
シンプルさが曲調と合っていて、とてもいい。
見る者にとっての余韻や余白があるのです。
フルサイズで流れなかったのが惜しいです。。
M-ON(Music-On)TVさんのサイトからリクエストをしておきました…
再度オンエア実現はむずかしいかもしれませんが
(100位以内のランキング番組だと、途中で切られるものもあるから
別の番組でオンエアして頂ければありがたいなと…)、
たとえ微力でも…何もしないよりはいいかなと思ったので…
ちなみに、今回の曲のレコーディングでは、
楽器と歌を「せーの!」で一発録りなさったのだそうです。
感覚としてはライヴレコーディングです。
楽器と歌を別録りするとか、
歌のパートそのものも、何回か録音した中で、
良い箇所を機材でつなぎ合わせることはいくらでも可能な時代。
そういう手法が主流とも思われる中で、
あえて小細工なし、シンプルに録ったというのも
いまの秀樹さんらしいなと思いました。
シンプルに、素材を生かして、足りないものだけを補う、
要らないもの、余分なものはむしろ削ぎ落とす、
足し算だけでなく引き算の美学を形にする…
回り道を経たうえで、ひととおり変化球をためしたうえで、
秀樹さんのたどりついた直球の境地に
共感をおぼえます。
まだ21歳(11月で22歳)のSE7ENは、
このところ……3集(韓国3枚目)アルバム活動開始以降、
(SE7EN本人以上に韓国側のスタッフがそういう志向のような気もしますが)、
あれもこれも、
(少なくとも私から見れば)余分と思われるものを
どんどん過剰に足し算しているような感じを受けます。。
素材を生かすことから逸脱しているのでは?と思うぐらいに。。
(日本側のビジュアルスタッフさんは「シンプル」志向で
いい仕事をしてくださるなぁと感心します。
足りないものだけを補っていくムダのない足し算…
SE7ENという素材への尊重や愛情に加えて
知恵のはたらきを感じます
韓国側の意図的なセクシーさの演出よりも、
日本側のシンプルな構図からのほうが、
ずっとセクシーさや深みが滲み出るように思えます…)
いつの日か、
「足し算ばかりがすべてではない」ことに、
「引き算も大事だ」ということに、
気づいてくれればいいなと思っています。
SE7ENの新譜、秀樹さんの新譜、
わたしが買いに行った先では、
予約カウンターから出してきた商品だけでした。
(秀樹さんのはたった1枚を、
店員さん2人がかりで5分間ぐらいかけて探して頂く状況で…)
つまり…
いわゆる売り場には新曲CDが1枚も並んでいませんでした。
ファンであれば、あらかじめCDを予約するでしょうし、
売り場にCDがなければ積極的に問合せするとか、
ウェブサイトからの通販注文購入に切り替える方も多いでしょうが、
ファンでない方の中には、商品が1枚もない時点で
購入を断念して引き返す方もいらっしゃるのではないかと感じました。
アーティスト御本人さんたちが
媒体出演という手段で、懸命にプロモーション活動を行なっているのに、
対象の新譜CDが店頭にまったく並んでないという状況は、
正直申し上げると切ないですし、
現実は厳しいなと思います。。
政令指定都市とはいえ地方都市だから、しかたないのかな。。
音楽市場をとりまく状況は、素人の目から見ても
厳しいなぁと感じます。
中で働いてないから実情なんて分かってないと思うけど…
数少ない音楽番組の出演機会枠を得ること、
CS音楽専門放送局でPVを流してもらう機会を多く得ること、
ラジオあるいは有線放送で新曲を流してもらう好機を多く得ること、
店頭でCDを実際に置いてもらうこと(さらにはその扱い)…
すべてが高い競争率の中で、
少ない椅子をめぐってしのぎをけずっているようにしか思えない…
CD売上情報の初動枚数(発売週の累計推定枚数)ランキングに
すべての照準が合わされて…
数字ひとつで判定が下されるような…
「勝てば官軍」の世界みたいに映ります…
だからこそ、同じCDをジャケ写違いとかオマケ違いで売り、
複数枚買わせる商法も横行してくる…
買う買わないは消費者の選択だから、と言われればそれまでですが、
音楽が粗末に扱われているような抵抗感を覚えます。。
(ちなみに、SE7ENも秀樹さんも今回そういう手法はとっていません。
SE7ENは以前アルバムの時にジャケ写3種類ありましたが、
秀樹さんは複数売りなさってないんじゃないかな…)
SE7ENは、ランキングこそ辛うじて
初動週はウイークリー10位ギリギリに入りましたが
(いわゆる低調週に発売したから、ていうのもあるでしょうね。
デイリーも10位もしくは8位から圏外とあまり良くなかったので、
ウイークリーで10位以内は難しいかと思っていました)、
初動週の累計推定枚数は9,000枚台…1万枚を割り込んでいました。
音楽番組に出演が叶った前作までと比較すれば、枚数はかなり減少しています。
秀樹さんは、発売からまだ日が浅いので、
デイリーランキングしかわかりませんが
(個人的には20位以内ギリギリで入るかなと思っていました)、
残念ながら20位以内には入っていないようです。。
ランキング以上に、売上累計推定枚数のほうが気になります。。
音楽が衰退しないためにも、
状況が好転してほしいなと、
心底あらためて思うなぁ。。
衰退してしまってからじゃ
取り返しつかなくなってからじゃ遅いんじゃないのかな。。
パワーゲームの優劣で
楽曲を耳にする機会の有無や多少が決まってしまうかのような
今の状況は好ましいとは思えないのですが、
もう軌道修正とか…なんとかならないのかな。。
新譜CDが店頭売場にあって
「この曲いいな!もっとずっと聴いていたいなぁ」と
買いにいけるような状況、
あるいは楽曲をダウンロードできるような状況に
なっていければいいなとは思うんですけどね。。
佳曲やすばらしいライヴパフォーマンスが
埋もれていくのはもったいないし…イヤだな。。
多種多様な楽曲に触れる機会=選択肢があってこそ、
次世代の耳も感性も育ってゆく気がしますしね。。
※秀樹さんの新曲発売に関して、さらには、
現在の音楽市場に関する状況分析に至るまで、
書いてくださっているブログがあります。
読み応えがありすぎて、読みきれてないですが(すみません)、
意を強くする思いです。
伊藤悟氏のブログ~ヒット曲が世界を変える (秀樹さんについては9/27付)
一方、西城秀樹さんは、約3年ぶりの新曲発売ということで、
私も掌握しきれないぐらいの(すいません!)
プロモーションをこなされているところです。
お身体大丈夫か?と多少心配にはなりますが。。。
先々週から先週にかけて、
朝日新聞の生活面「患者を生きる」シリーズの連載記事に続き、
東京スポーツ(こちらでは九州スポーツ)でも連載記事が掲載され
(いずれも取材インタビュー記事ですが)、
コンビニエンスストアあるいはバスターミナル売店へ
掲載紙を買いに走る毎日でした。
歌手活動35周年であり、また、今回は、
大きな闘病を経ての新譜発売ということもあって、
前者は闘病経験と内面の葛藤の軌跡、
後者は歌手活動の軌跡をたどる内容になっていました。
今回の新譜CDジャケット写真は、これまでのような
若々しさや華やかさを前面に出した顔写真ではありません。
ですが、生きざまという年輪の刻まれた顔写真だと思います。
(所属レコード会社である、ユニバーサルミュージックさんのウェブサイト=ここをクリック)
「めぐり逢い」は歌詞がとてもいい。
「SameOldStory~男の生き様~」はアレンジ含めて曲調がいい。
「最後の愛」はなつかしい。
いずれも直球です。
昨日秀樹さんが御出演された(生放送)、
M-ON(音楽系のCS放送局です…ここの放送局の番組はわりと好きです)の
「Make On The Holiday」…録画しておいたものを後から見たのですが、
番組中に流された「めぐり逢い」のPVがとてもいい!
モノクローム(白黒)の写真をつないでいく構成なのですが、
シンプルさが曲調と合っていて、とてもいい。
見る者にとっての余韻や余白があるのです。
フルサイズで流れなかったのが惜しいです。。
M-ON(Music-On)TVさんのサイトからリクエストをしておきました…
再度オンエア実現はむずかしいかもしれませんが
(100位以内のランキング番組だと、途中で切られるものもあるから
別の番組でオンエアして頂ければありがたいなと…)、
たとえ微力でも…何もしないよりはいいかなと思ったので…
ちなみに、今回の曲のレコーディングでは、
楽器と歌を「せーの!」で一発録りなさったのだそうです。
感覚としてはライヴレコーディングです。
楽器と歌を別録りするとか、
歌のパートそのものも、何回か録音した中で、
良い箇所を機材でつなぎ合わせることはいくらでも可能な時代。
そういう手法が主流とも思われる中で、
あえて小細工なし、シンプルに録ったというのも
いまの秀樹さんらしいなと思いました。
シンプルに、素材を生かして、足りないものだけを補う、
要らないもの、余分なものはむしろ削ぎ落とす、
足し算だけでなく引き算の美学を形にする…
回り道を経たうえで、ひととおり変化球をためしたうえで、
秀樹さんのたどりついた直球の境地に
共感をおぼえます。
まだ21歳(11月で22歳)のSE7ENは、
このところ……3集(韓国3枚目)アルバム活動開始以降、
(SE7EN本人以上に韓国側のスタッフがそういう志向のような気もしますが)、
あれもこれも、
(少なくとも私から見れば)余分と思われるものを
どんどん過剰に足し算しているような感じを受けます。。
素材を生かすことから逸脱しているのでは?と思うぐらいに。。
(日本側のビジュアルスタッフさんは「シンプル」志向で
いい仕事をしてくださるなぁと感心します。
足りないものだけを補っていくムダのない足し算…
SE7ENという素材への尊重や愛情に加えて
知恵のはたらきを感じます
韓国側の意図的なセクシーさの演出よりも、
日本側のシンプルな構図からのほうが、
ずっとセクシーさや深みが滲み出るように思えます…)
いつの日か、
「足し算ばかりがすべてではない」ことに、
「引き算も大事だ」ということに、
気づいてくれればいいなと思っています。
SE7ENの新譜、秀樹さんの新譜、
わたしが買いに行った先では、
予約カウンターから出してきた商品だけでした。
(秀樹さんのはたった1枚を、
店員さん2人がかりで5分間ぐらいかけて探して頂く状況で…)
つまり…
いわゆる売り場には新曲CDが1枚も並んでいませんでした。
ファンであれば、あらかじめCDを予約するでしょうし、
売り場にCDがなければ積極的に問合せするとか、
ウェブサイトからの通販注文購入に切り替える方も多いでしょうが、
ファンでない方の中には、商品が1枚もない時点で
購入を断念して引き返す方もいらっしゃるのではないかと感じました。
アーティスト御本人さんたちが
媒体出演という手段で、懸命にプロモーション活動を行なっているのに、
対象の新譜CDが店頭にまったく並んでないという状況は、
正直申し上げると切ないですし、
現実は厳しいなと思います。。
政令指定都市とはいえ地方都市だから、しかたないのかな。。
音楽市場をとりまく状況は、素人の目から見ても
厳しいなぁと感じます。
中で働いてないから実情なんて分かってないと思うけど…
数少ない音楽番組の出演機会枠を得ること、
CS音楽専門放送局でPVを流してもらう機会を多く得ること、
ラジオあるいは有線放送で新曲を流してもらう好機を多く得ること、
店頭でCDを実際に置いてもらうこと(さらにはその扱い)…
すべてが高い競争率の中で、
少ない椅子をめぐってしのぎをけずっているようにしか思えない…
CD売上情報の初動枚数(発売週の累計推定枚数)ランキングに
すべての照準が合わされて…
数字ひとつで判定が下されるような…
「勝てば官軍」の世界みたいに映ります…
だからこそ、同じCDをジャケ写違いとかオマケ違いで売り、
複数枚買わせる商法も横行してくる…
買う買わないは消費者の選択だから、と言われればそれまでですが、
音楽が粗末に扱われているような抵抗感を覚えます。。
(ちなみに、SE7ENも秀樹さんも今回そういう手法はとっていません。
SE7ENは以前アルバムの時にジャケ写3種類ありましたが、
秀樹さんは複数売りなさってないんじゃないかな…)
SE7ENは、ランキングこそ辛うじて
初動週はウイークリー10位ギリギリに入りましたが
(いわゆる低調週に発売したから、ていうのもあるでしょうね。
デイリーも10位もしくは8位から圏外とあまり良くなかったので、
ウイークリーで10位以内は難しいかと思っていました)、
初動週の累計推定枚数は9,000枚台…1万枚を割り込んでいました。
音楽番組に出演が叶った前作までと比較すれば、枚数はかなり減少しています。
秀樹さんは、発売からまだ日が浅いので、
デイリーランキングしかわかりませんが
(個人的には20位以内ギリギリで入るかなと思っていました)、
残念ながら20位以内には入っていないようです。。
ランキング以上に、売上累計推定枚数のほうが気になります。。
音楽が衰退しないためにも、
状況が好転してほしいなと、
心底あらためて思うなぁ。。
衰退してしまってからじゃ
取り返しつかなくなってからじゃ遅いんじゃないのかな。。
パワーゲームの優劣で
楽曲を耳にする機会の有無や多少が決まってしまうかのような
今の状況は好ましいとは思えないのですが、
もう軌道修正とか…なんとかならないのかな。。
新譜CDが店頭売場にあって
「この曲いいな!もっとずっと聴いていたいなぁ」と
買いにいけるような状況、
あるいは楽曲をダウンロードできるような状況に
なっていければいいなとは思うんですけどね。。
佳曲やすばらしいライヴパフォーマンスが
埋もれていくのはもったいないし…イヤだな。。
多種多様な楽曲に触れる機会=選択肢があってこそ、
次世代の耳も感性も育ってゆく気がしますしね。。
※秀樹さんの新曲発売に関して、さらには、
現在の音楽市場に関する状況分析に至るまで、
書いてくださっているブログがあります。
読み応えがありすぎて、読みきれてないですが(すみません)、
意を強くする思いです。
伊藤悟氏のブログ~ヒット曲が世界を変える (秀樹さんについては9/27付)