昨日、会社の後輩と食事をしていたときのこと。
話は環境問題に発展しました。(ちょっと真面目でしょ? 笑)
「だからカバンなんですよ!!!」
(あ~。なるほど。)
ここまでのくだりでは、何のことだかサッパリ話しの筋が見えてこないでしょう?
ところが、私は「だから、カバン」というところに、出川哲郎もびっくりなリアクションとともに、深く感心しました。
このブログでも、「○○の展示会へ行って来ました。」「○○の新商品発表会へ行って来ました。」といった内容の記事を掲載していますが、私たちは、何か新しいものが出れば、その実物を見ようとあちこちの会場へ出かけています。そして、行った先々のメーカーでは、ほとんどの場合、粗品が用意されています。
2006年度は、ほとんどの会場で「カバン」を頂きました。
正直なところ、「そんなカバンばかりいらないわ。」と思っておりました。
ところが、冒頭に触れた「環境問題」と照らし合わせて考えてみてください。
何気に頂いていた、カバンが意味するもの。贈り主の気持ちは、「エコバック」だったのです。
さて、私が物心ついた頃には、すっかり当たり前に存在していたレジ袋。
この原油を原料としたポリエチレン製レジ袋は、1970年代に登場しました。
軽くて丈夫なことから、買物かごなどに取って代わる存在となり、現在では、スーパーに買物に出かければ、「もらって当然」のアイテムになっています。
このレジ袋に利用されている原油は、1枚あたり約18.3ミリリットル(原料としての使用分+製造工程での消費分 / スーパーの大型レジ袋換算)。
試験管 約1本分と表現した方がわかりやすいでしょうか。
全国の年間使用枚数は、300億枚。これは、一人当たり300枚近くを使用していることになります。油量に換算すると55万8,000キロリットルに相当。
55万8,000キロリットル?!
もはや、それをわかりやすい容器で例える術を思いつきませんが、とにかく膨大な量だということはわかります。
私たちは、目先の便利さや手軽さに甘え、資源の限界から目を背けて、経済成長を遂げましたが、ついに立ち止まらなければならない時期にさしかかっているのかもしれません。
しかし、レジ袋の有料化を法的に義務付けることは、憲法上認められている「営業の自由」の侵害にあたる恐れもあり、困難なようです。
そこで、環境省、経済産業省では、業界団体ごとに自主協定を結ぶ方式を想定していますが、販売店による差が出てしまう。有料化されると、レジ袋は「商品そのもの」となり、リサイクル対象から外れてしまう。など、様々な問題もあります。
自己利益を追求する限り、環境を守ることは困難です。販売店主導の働きかけが、現在の日本の社会で、実現不可能であるならば、むしろ消費者側からの働きかけが、未来の日本、強いては地球にとって必要なことなのかもしれませんね。
話は環境問題に発展しました。(ちょっと真面目でしょ? 笑)
「だからカバンなんですよ!!!」
(あ~。なるほど。)
ここまでのくだりでは、何のことだかサッパリ話しの筋が見えてこないでしょう?
ところが、私は「だから、カバン」というところに、出川哲郎もびっくりなリアクションとともに、深く感心しました。
このブログでも、「○○の展示会へ行って来ました。」「○○の新商品発表会へ行って来ました。」といった内容の記事を掲載していますが、私たちは、何か新しいものが出れば、その実物を見ようとあちこちの会場へ出かけています。そして、行った先々のメーカーでは、ほとんどの場合、粗品が用意されています。
2006年度は、ほとんどの会場で「カバン」を頂きました。
正直なところ、「そんなカバンばかりいらないわ。」と思っておりました。
ところが、冒頭に触れた「環境問題」と照らし合わせて考えてみてください。
何気に頂いていた、カバンが意味するもの。贈り主の気持ちは、「エコバック」だったのです。
さて、私が物心ついた頃には、すっかり当たり前に存在していたレジ袋。
この原油を原料としたポリエチレン製レジ袋は、1970年代に登場しました。
軽くて丈夫なことから、買物かごなどに取って代わる存在となり、現在では、スーパーに買物に出かければ、「もらって当然」のアイテムになっています。
このレジ袋に利用されている原油は、1枚あたり約18.3ミリリットル(原料としての使用分+製造工程での消費分 / スーパーの大型レジ袋換算)。
試験管 約1本分と表現した方がわかりやすいでしょうか。
全国の年間使用枚数は、300億枚。これは、一人当たり300枚近くを使用していることになります。油量に換算すると55万8,000キロリットルに相当。
55万8,000キロリットル?!
もはや、それをわかりやすい容器で例える術を思いつきませんが、とにかく膨大な量だということはわかります。
私たちは、目先の便利さや手軽さに甘え、資源の限界から目を背けて、経済成長を遂げましたが、ついに立ち止まらなければならない時期にさしかかっているのかもしれません。
しかし、レジ袋の有料化を法的に義務付けることは、憲法上認められている「営業の自由」の侵害にあたる恐れもあり、困難なようです。
そこで、環境省、経済産業省では、業界団体ごとに自主協定を結ぶ方式を想定していますが、販売店による差が出てしまう。有料化されると、レジ袋は「商品そのもの」となり、リサイクル対象から外れてしまう。など、様々な問題もあります。
自己利益を追求する限り、環境を守ることは困難です。販売店主導の働きかけが、現在の日本の社会で、実現不可能であるならば、むしろ消費者側からの働きかけが、未来の日本、強いては地球にとって必要なことなのかもしれませんね。