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インテリアコーディネーターのブログ。
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2月14日 嬉しいお客さま

2007-02-14 | インテリア/建築
昨日、2004年の8月にお引渡しを終えたお客様が会社へ遊びに来てくださいました。
季節のご挨拶やメールではやりとりさせて頂いてはいたものの、お会いするのは本当に久しぶりでした。よくよく思い出してみましたら、お引渡し後、カーテンの設置などが終わってしばらくしたころに、お邪魔して以来ですので2年以上経過しているということでしょうか。

あまりに嬉しくて、ついつい話し込んでしまい、お持ち帰り頂こうと思っていたトイレ型のオルゴールも、渡しそびれてしまいました。

この仕事をしていて(役得だなぁ。)と感じることは、お客様と比較的長い時間を共有できること。一緒に悩みながら、一つの住宅を作り上げることができる幸せは何ものにも変えられません。
しかし、お引渡しを終えた後は、一方的なご挨拶状で、私の近況をご報告させて頂く程度のお付き合いとなってしまいます。また、あまりあっては困ることですが、ご自宅に不具合が見つかった場合(要するにクレームですね)にお問い合わせ頂いた時くらいしか、会話を交わすこともできません。

ですから、わざわざ顔を見に来てくださることは、そんなに簡単なことではなくて、そしてお客様にもいろいろ気を使わせてしまいました。

とにかく、昨日の出来事は、私の仕事の歴史の中でも一際キラキラ光るエピソードで、昨日の朝からずっと、かなりご機嫌さんな今日この頃です。
このことだけで、当分の間は、元気に頑張れるような気がします。

お忙しい中、わざわざお越し頂き、本当にありがとうございました。
何かございましたら、いえ、何もなくても、またいつでもおいでくださいね。

ところで、昨日お客様とお話させて頂いたときに、とても興味深いお話を聞くことができましたので、少し紹介したいと思います。

それは、震災などの災害救援ボランティアをされている方の講演会に訪れられた時のお話でした。

ボランティアの方々が、被災地を訪れて、最初にされることが「空間づくり」、次にされることが、「アロマテラピスト」の派遣だそうです。

私には、これがとても意外に感じましたが、人にとって物資の確保以前に心のケアが必要だということでしょうか。
そういった意味からも、「住まう空間」「暮らす空間」「生活を営む空間」をつくることを生業としている一人として、人の「生」に対し、心理面からも重要な要素を担っているということを改めて認識しました。

また、仕事に対して心が引き締まるとともに、そのことをしっかりと自覚した取り組みをしていきたいと思っています。