明日(14日)は、いよいよ二次試験ですね。きっと今頃最後の確認作業をされていることと思います。私も昨年の今日は、会社を休んで朝から夕方まで専門学校(総合資格学院)に居ました。
かといって、勤務時間とほぼ同じ時間を本気で勉強すると、仕事よりも疲れてしまうわけで・・・(その前の週、集中し過ぎて翌日にかなり支障が出た経験アリ)。だから、さらっとエスキスだけ。ほんの確認作業だけに絞ることにしました。
だって、今更焦ったってもう遅いわけです。やれることはやった(ハズだ)し。
7月の第一日曜に一次試験を終え、翌週はしっかり遊びの予定を入れていた私。
ところが、翌週から二次試験対策講座が始まるという連絡が入ったのです。「ねぇ、それ、本当に行かなきゃならないの?だって、当初の予定表は翌々週からだったじゃない?」何回確認しようにも、「なるべく出席してください。」の一点張り。だってねぇ、1月からず~っと勉強漬けだったのに。日曜日だというのに平日と同じ時間に起きて、会社とほぼ変わらない場所に位置する学校へ向かう・・・。無休で働いているようなものだよ(涙)。
(別に1回くらい休んだっていいや。)と思うものの、結局は自分に跳ね返ってくることを理解してしまう私は、泣く泣く予定をキャンセルして授業へと向かいました。
1回目の授業はDVDによるもの。つまりオリエンテーションのようなもの。(やっぱり、来なくて良かったかも?!)そんな風に思いながら席につきます。
DVDが始まって間もなく・・・内容についていけなくなりました。
???意味不明???
目が悪いことも手伝って、ますますわからなくなります。
翌週までに出された課題は、実際の試験で必要となる図面と同等の内容のトレース(すでに出来上がっている図面を写す作業)。「1・2階平面図・伏図・立面図・矩計図・面積表」を1セットとする2課題。
その瞬間から憂鬱でした。だって私、伏図も矩計図も描いたことがなかったのです。
かろうじて経験のある平面図や立面図だって、5年振りです。
描き方とか、全くわからないけれど、とにかくそれらの図面を写すことにかかった時間(もちろん1セット)およそ7時間!
実際の試験ではプランニングも含めて4時間半で仕上げなければならないというのに、ただ出来上がった図面を描き写すだけに7時間もかかってしまったのです。(学校へ行くと、これでも早い方だと言われました。未経験にしては・・・ですけどね。だから、もうちょっとかかってしまった人もご安心を。)
それから・・・毎晩苦痛な日々が続きました。
だってね、仕事を終えて、食事をして、お風呂に入って・・・すぐに図面と向き合っても、1セットのうちの1図面を描き上げるだけで精一杯なのです。何せ矩計図に3時間以上もかかっていましたから。
人間、達成感が得られれば楽しくなるわけですが、達成感を感じられない日々が長く続くと、イライラだけが募ります。肌は荒れ、顔だけではなく、背中にも胸にもたくさんのニキビが出現しました。
そんな暗いトンネルの中をなんとかそろそろと歩き続けると、人間というのは不思議なもので、歳をとってもちゃんと成長するのです。
試験前には、当初3時間かかっていた矩計図が30分で描き上げられるようになっていました。
(平面図・立面図・伏図・矩計図・面積表)のセットなら2時間、立面図が断面図に変われば2時間半。エスキスを1時間半で仕上げれば、十分に余裕を持って完成できるところまで成長していました。
ほんの少しの自信と、たっぷりの不安を抱えて学校を後にします。
近くのコインパーキングに向かうと、いつの間にか傷ついた愛車がありました。どこで擦ったのか、全くわかりません。こんなトコロにも自分の小ささを再発見させられます。自宅に帰り、ほっと一息。(今日はゆっくり眠ろう!)と思うものの、気が付くと考えてしまいます。どういったプランが要求されるのか?屋根の形状は?切妻?寄棟?断面図が出されたら?階高の指定があったら?など・・・考え始めると眠れなくなります。
よせばいいのに、ネットで検索。
2ちゃんねる・・・。やっぱり出てるよ。試験情報。
いろんなことが書いてある。ますます不安になる。もう嫌だ。来年は勉強したくない・・・。
試験当日、配られた解答用紙は、普段練習していたものと全く同じで見慣れた、描き慣れたもの。ほっと一安心。
開始の合図とともに、問題を読んで、早速エスキス開始♪
ところが、全く手が進みません。刻々と時間が過ぎていきます。調子が良ければ1時間でまとめることが出来たエスキス・・・。2時間が経過しました。私が余裕を持って図面を描き上げられる時間のリミットです。でも・・・まとまらない・・・。
更に30分が経過しました。
これ以上迷っていると、全く間に合わなくなってしまいます。練習でもしたことのない、完成できるかどうか怪しい時間になっていました。プランはそれでもまとまっていませんが、この際減点覚悟で図面に向かいます。
試験終了の30分前・・・。
まだまだ完成できる気配はありません。他のことなんて考えている暇はないのに、これまでの時間が走馬灯のように流れます。来年もまた勉強するのか・・・。嫌だ・・・。その繰り返しばかり。
そんな時に思い出したのは、昨晩に見た2ちゃんねるの掲示板でした。
今年は断面図が出る。
寄棟が出る。
一部吹き抜け、天井高3000mm・・・
まぁ、どれもこれもガセネタばかり。
ところが、その中にこんな言葉を見つけていたのです。
オレは絶対に諦めない!最後の最後まで、終了のベルが鳴るまで・・・
私はこの言葉に後押しされるように、残りの30分、ひたすら手を動かしました。なんとなく、図面がかたちになって、再び腕時計を見た時、時計の針は1分前を指していました。2時間足らずで図面を描き上げたのは、その日が初めてのことです。あの時、(無理かも知れない)と感じた時、そのまま諦めていたとしたら・・・また今年も図面に向き合って居ことでしょう。
明日、昨年の私のように、試験に向かう人。
もしも、最後まで読んでくれたとしたなら・・・(無理かも?!)と思ったときに思い出して下さい。
ヒトは最後まで諦めずに取り組めば、自分でも信じられないような力が出るものです。
ここを訪れてくださった受験予定の皆さんが、きっと合格されることを祈っています。
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だって、今更焦ったってもう遅いわけです。やれることはやった(ハズだ)し。
7月の第一日曜に一次試験を終え、翌週はしっかり遊びの予定を入れていた私。
ところが、翌週から二次試験対策講座が始まるという連絡が入ったのです。「ねぇ、それ、本当に行かなきゃならないの?だって、当初の予定表は翌々週からだったじゃない?」何回確認しようにも、「なるべく出席してください。」の一点張り。だってねぇ、1月からず~っと勉強漬けだったのに。日曜日だというのに平日と同じ時間に起きて、会社とほぼ変わらない場所に位置する学校へ向かう・・・。無休で働いているようなものだよ(涙)。
(別に1回くらい休んだっていいや。)と思うものの、結局は自分に跳ね返ってくることを理解してしまう私は、泣く泣く予定をキャンセルして授業へと向かいました。
1回目の授業はDVDによるもの。つまりオリエンテーションのようなもの。(やっぱり、来なくて良かったかも?!)そんな風に思いながら席につきます。
DVDが始まって間もなく・・・内容についていけなくなりました。
???意味不明???
目が悪いことも手伝って、ますますわからなくなります。
翌週までに出された課題は、実際の試験で必要となる図面と同等の内容のトレース(すでに出来上がっている図面を写す作業)。「1・2階平面図・伏図・立面図・矩計図・面積表」を1セットとする2課題。
その瞬間から憂鬱でした。だって私、伏図も矩計図も描いたことがなかったのです。
かろうじて経験のある平面図や立面図だって、5年振りです。
描き方とか、全くわからないけれど、とにかくそれらの図面を写すことにかかった時間(もちろん1セット)およそ7時間!
実際の試験ではプランニングも含めて4時間半で仕上げなければならないというのに、ただ出来上がった図面を描き写すだけに7時間もかかってしまったのです。(学校へ行くと、これでも早い方だと言われました。未経験にしては・・・ですけどね。だから、もうちょっとかかってしまった人もご安心を。)
それから・・・毎晩苦痛な日々が続きました。
だってね、仕事を終えて、食事をして、お風呂に入って・・・すぐに図面と向き合っても、1セットのうちの1図面を描き上げるだけで精一杯なのです。何せ矩計図に3時間以上もかかっていましたから。
人間、達成感が得られれば楽しくなるわけですが、達成感を感じられない日々が長く続くと、イライラだけが募ります。肌は荒れ、顔だけではなく、背中にも胸にもたくさんのニキビが出現しました。
そんな暗いトンネルの中をなんとかそろそろと歩き続けると、人間というのは不思議なもので、歳をとってもちゃんと成長するのです。
試験前には、当初3時間かかっていた矩計図が30分で描き上げられるようになっていました。
(平面図・立面図・伏図・矩計図・面積表)のセットなら2時間、立面図が断面図に変われば2時間半。エスキスを1時間半で仕上げれば、十分に余裕を持って完成できるところまで成長していました。
ほんの少しの自信と、たっぷりの不安を抱えて学校を後にします。
近くのコインパーキングに向かうと、いつの間にか傷ついた愛車がありました。どこで擦ったのか、全くわかりません。こんなトコロにも自分の小ささを再発見させられます。自宅に帰り、ほっと一息。(今日はゆっくり眠ろう!)と思うものの、気が付くと考えてしまいます。どういったプランが要求されるのか?屋根の形状は?切妻?寄棟?断面図が出されたら?階高の指定があったら?など・・・考え始めると眠れなくなります。
よせばいいのに、ネットで検索。
2ちゃんねる・・・。やっぱり出てるよ。試験情報。
いろんなことが書いてある。ますます不安になる。もう嫌だ。来年は勉強したくない・・・。
試験当日、配られた解答用紙は、普段練習していたものと全く同じで見慣れた、描き慣れたもの。ほっと一安心。
開始の合図とともに、問題を読んで、早速エスキス開始♪
ところが、全く手が進みません。刻々と時間が過ぎていきます。調子が良ければ1時間でまとめることが出来たエスキス・・・。2時間が経過しました。私が余裕を持って図面を描き上げられる時間のリミットです。でも・・・まとまらない・・・。
更に30分が経過しました。
これ以上迷っていると、全く間に合わなくなってしまいます。練習でもしたことのない、完成できるかどうか怪しい時間になっていました。プランはそれでもまとまっていませんが、この際減点覚悟で図面に向かいます。
試験終了の30分前・・・。
まだまだ完成できる気配はありません。他のことなんて考えている暇はないのに、これまでの時間が走馬灯のように流れます。来年もまた勉強するのか・・・。嫌だ・・・。その繰り返しばかり。
そんな時に思い出したのは、昨晩に見た2ちゃんねるの掲示板でした。
今年は断面図が出る。
寄棟が出る。
一部吹き抜け、天井高3000mm・・・
まぁ、どれもこれもガセネタばかり。
ところが、その中にこんな言葉を見つけていたのです。
オレは絶対に諦めない!最後の最後まで、終了のベルが鳴るまで・・・
私はこの言葉に後押しされるように、残りの30分、ひたすら手を動かしました。なんとなく、図面がかたちになって、再び腕時計を見た時、時計の針は1分前を指していました。2時間足らずで図面を描き上げたのは、その日が初めてのことです。あの時、(無理かも知れない)と感じた時、そのまま諦めていたとしたら・・・また今年も図面に向き合って居ことでしょう。
明日、昨年の私のように、試験に向かう人。
もしも、最後まで読んでくれたとしたなら・・・(無理かも?!)と思ったときに思い出して下さい。
ヒトは最後まで諦めずに取り組めば、自分でも信じられないような力が出るものです。
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リンク先も拝見させて頂きました。私にはちょっと難しい内容でしたが・・・
これからもよろしくお願いいたします。