トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

映画「熱烈!」

2024-09-08 09:46:10 | 映画
忙しい1週間を終えて、昨日の土曜日は、静岡東宝会館に王一博が主演している映画「熱烈」を観に行きました。東海道線が遅延していたので、車で静岡まで出ました。「熱烈」は、TOHO系の映画館のみの上映なので、近隣では、静岡市七間町の東宝会館だけの上映になります。一言で言って、素晴らしかったです。オリンピックの正式種目にもなったブレイキンダンス。ワンイーボの経歴にダンサーとあるので、プロであることは知ってましたが、ブレイキンのスキルはまた別格のものなので、彼も随分練習したようです。それでも、2時間くらいで習得したと書いてありました。すごいなぁ。映画は、主人公のチェンシュオ(ワンイーボ)は、元ダンサーだった父親’(故人)を持ち、今はレストランを営んでいる元歌手の母親と2人暮らし。5万元の家の借金を抱え、借金を返すべく、自動車洗車のアルバイトをしながら、懸命にダンスの練習をしている青年。ある日、プロのブレイキンダンスチームのオーディションに落とされた「感嘆符」というチームのコーチから、感嘆符のメインダンサーのケビンの代役で、練習に参加するように言われる。全国大会に出られなくても、代役でもいいと参加するチェンシュオ。そんな彼の熱意と誠意、ダンス愛に仲間もほだされ、絆を深めていった。結局ケビンは、外国人のダンサーを入れた新チームで感嘆符と全国大会決勝で対戦することになる。ものすごいダンスバトル。その結果は・・・?家族愛、チーム愛、ダンス愛、そして、淡い恋愛などもある青春映画の王道みたいな映画ですが、感動しました。なによりも、ワンイーボのダンススキルに感嘆しました。努力家だなぁ。お薦めです。ところで、最近、フェイスブックのワンイーボの公式アカウントをフォローしましたが、なぜか、フォローバックされて、いつのまにか友達になってました。何故かなぁ?なので、そこには、英語でコメント入れます。映画の感想も書き入れました。
昨日は、映画が終わってから、パルシェのオイスターハウスで、パエリアを食べました。牡蠣入り。牡蠣は、Rのつく月が美味しいというでしょ。Septemberですから。竹内まりやのSeptemberをYOUTUBEで聴きつつ・・・名曲ですね。

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PLAN75

2023-03-25 11:42:58 | 映画
WOWOWの「W座からの招待状」で早川千絵監督の映画「PLAN75」を観ました。近未来の日本。少子高齢化がますます進んだ日本では、増大する老人人口を支える若者の負担がまし、社会問題になっていた。政府は75歳以上の高齢者が生死を選択できる制度を法律で認め、死を希望する高齢者は、PLAN75の申請窓口で申し込むことにより、安楽死をすることができる世の中になっていた。主人公の角谷ミチを演じたのは倍賞千恵子。78歳のミチは夫に先立たれ、一人暮らし。子供もいない。ホテルの客室清掃の仕事をしていたが、高齢を理由に同じ年ごろの仲間2人と同時に解雇されてしまう。更に賃貸アパートも更新できなくなり、新たな賃貸住宅を借りることも簡単にはいかない。生活保護を受けるよう勧められたりするのだったが、「もう少し頑張ってみます」といい、踏み切れない。他の臨時の仕事についたりもしたが、八方ふさがりになり、ミチは、いよいよPLAN75を申し込むのだった。申請窓口の職員、コールセンターの女性、PLAN75の施設で働く外国人労働者など、若者も含めて、さまざまに葛藤し、翻弄される人間模様を描く。もちろん架空の話ではありますが、姥捨ての歴史があった国ですし、まんざら嘘とも思えず、さらに、現実に介護施設での暴力事件や、介護者である家族に老人が殺される事件などもあり、身につまされました。倍賞千恵子さんの実年齢は81歳だそう。第75回カンヌ国際映画祭である視点部門・カメラドール特別表彰を授与された作品です。お薦めです。
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ジュディ 虹の彼方に

2021-05-02 10:59:07 | 映画
2019年製作の「ジュディ 虹の彼方に」を観ました。「オズの魔法使」のドロシー役で有名なジュディ・ガーランドがなくなる半年前に焦点をあてて描いた映画です。抜群の歌唱力とカリスマ性を持ち、ハリウッドの大スターになったジュディ・ガーランドは太りやすい体質だったため、子役の頃から与えられていた覚醒剤(アンフェタミン)を常用するようになる。当時ハリウッドでは、ダイエット目的でアンフェタミンが使われていたらしい。母親から薬を与えられ、ゆっくり眠ることを許されず、子供時代を奪われたジュディ。成人するころには、薬物中毒の影響が出て、神経症に悩み、情緒不安定で不眠症だった。無断欠勤や遅刻を繰り返し、仕事の依頼が減り、浪費がたたって多くの借金があった。5番目の夫、ミッキー・ディーンズと一緒に、再起をかけてロンドンに旅立つ。ロンドンのクラブでのショーに出演したとき、遅刻をして観客からなじられる。お客を罵倒したジュディは、クラブの仕事もできなくなる。ミッキーはまたアメリカでの契約を取ろうとするが、失敗する。そんなとき、クラブのステージを脇で観ていたジュディは飛び入りでステージに出る。圧巻の歌唱力に観客からスタンディングオベーションをもらうジュディ。ジュディを演じたレネー・ゼルヴィガ―の歌唱力に驚いた。ジュディ・ガーランドが憑依したかのよう。以前、映画「シカゴ」を観たとき、レネーの歌唱力とダンスの上手さに感嘆したが、今回も感動のステージだった。ジュディ・ガーランドは情緒不安定で奔放な性格だったと言われるが、母親から薬を与えられ、楽しい子供時代を奪われたのだから、仕方ないかと思う。47歳で亡くなったジュディ・ガーランドに捧げる優れた映画だと思います。この映画でレネー・ゼルヴィガーは第92回アカデミー主演女優賞を受賞した。早逝したリバー・フェニックスや、ホイットニー・ヒューストンなど、薬物依存症の怖さを思う。
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鬼滅の刃無限列車編

2021-03-01 12:01:13 | 映画
2月26日(金)に巷で大評判になっている映画、「鬼滅の刃無限列車編」を夫と二人で藤枝の映画館シネプレーゴで観ました。なんでも「千と千尋の神隠し」の興行成績を抜いたらしい。「鬼滅の刃」はコミックで少年ジャンプに連載されていたらしいのですが、すでに最終の23巻まで出版されて、物語は完結したようです。この映画は、そのエピソードの一部を描いたもののようですが、前のいきさつをそれほど知らなくても、十分楽しむことができました。列車の乗客を鬼から守るため、無限列車に乗り込んだ鬼滅隊の竈門炭治郎、、鬼滅隊の柱である煉獄杏寿郎らの鬼との死闘が描かれています。作画も美しく、物語もスリリングで、大人が見ても飽きない面白さがありました。昨秋に上映が始まったようですが、まだ1日何度も上映されていていました。映画館では、検温の機械があり、人数もカウントされていました。金曜日の朝9時55分からの1回目の上映会で見ましたが、混んでなくて良かったです。2月最後の平日に急遽これを2人で観に行ったわけは、藤枝市が出している文化・スポーツ応援クーポンを広報から発掘したからです。先日映画に行った友人から教えてもらわなければ、知らないままでした。(^-^;2000円分のクーポン全額を使い、映画代を支払いました。期限ぎりぎりでしたが、間に合って良かったです。太極拳仲間にも教えてあげましたが、5人のうち、知っていて使った人は1人だけで、映画館で使えることを知らなかった人もいました。アマゾンプライムビデオでも「鬼滅の刃」を見られるので、時間があるときに観ようと思います。帰りに藤枝市内の魚がし鮨で、お寿司を食べて帰ってきました。富士の国GO TO EATの食事券2500円分を使いました。藤枝市内のレストランを利用すると10パーセント上乗せされるので2750円分になってお得です。藤枝なかなか頑張ってますね~。映画と外食を敬遠していた夫と久しぶりに楽しめました。



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パラサイト半地下の家族

2020-12-07 10:35:19 | 映画
ポン・ジュノ監督の「パラサイト半地下の家族」を昨夜WOWOWで見ました。私が見たのは、モノクロの字幕版でした。この作品、カラー作品なんですが、監督が黒沢明監督や、ジャン・ルノワール監督など古典映画の巨匠を敬愛し、モノクロ版製作が長年の夢だったということで、できたものだそうです。観ている側としては、カラーに気を取られず、俳優をしっかり見られて、物語がリアルに迫ってくる感じが良いと思いました。さて、物語ですが、ピザの箱を組み立てる内職をしながら、薄汚い半地下の住まいで暮らすキム一家は両親、娘(ギジョン)、息子(ギウ)の四人家族。貧しいながらそれなりに平和に暮らしていた。他所の家のWIFIを盗んでスマホを使うなど、悪賢いところもある一家だった。ある日、息子ギウは、友人から留学するので、その間、家庭教師を変わってくれないかと頼まれる。教え子は、IT企業社長令嬢ダヘ。ギウは何度も受験に失敗し、大学生ではなかったが受験勉強は豊富にしていたので、文書を偽造し、大学生になりすましてダへの家庭教師に収まる。IT社長のパク一家は、妻、高校生の娘ダへ、小さな息子の四人家族。誕生日の夜、邸内で幽霊を観たトラウマを抱えた幼い息子の心理療法を兼ねた家庭教師に妹のギジョンが、経歴と名前を偽っておさまる。ギジョンの色仕掛けの罠にかかり、運転手も解雇され、後釜に父親のキムが就職する。更に桃に強いアレルギーをもつ家政婦をギウが陥れ、母親もパク家の家政婦になることができた。無職だったキムの家族全員が富豪のパク一家をだまして、就職することができたのだった。ある日、パク一家は息子のためにキャンプに出掛けた。主家族が留守中に、キムの家族は広大な居間で豪華な宴会を楽しんでいた。外は大雨。その時、解雇された元家政婦がインターホンに現れ、忘れたものが地下にあるので、家に入れてほしいと懇願する。急いで居間を片付けて、家政婦を邸内に入れた母親は元家政婦の驚くべき秘密を知ることになる。その直後、パク一家も大雨のためにキャンプをあきらめ、帰宅する。何も知らない夫妻と子供たち。庭でテントを張って寝るという息子を見守るべく夫婦は居間で寝るのだったが、キム家の3人はソファの下に身を潜めてじっと耐える。その晩、大雨の中、辛くもパク家の豪邸から脱出し、自宅に戻ったキム家の3人。自宅は水没し、悲惨な状況になっていた。体育館に避難した彼らだったが、その後、事態はどんどん急展開していく。映画の後半が怒涛の展開で、目が離せませんでした。第72回カンヌ国際映画祭パルムドール賞、第92回アカデミー賞で四部門を受賞した作品。傑作だと思いました。格差社会をまざまざと見せつけたこの作品。すごいの一言です。
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