トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

蓮華寺池公園藤まつり

2016-04-26 16:20:17 | お出かけ
今日はとても良い天気なので、フィットネスの帰りに蓮華寺池公園に行きました。朝一のヨガのクラスにだけ出て、マシンウォーキングはやめて蓮華寺池公園を歩くことにしました。歩く前にスタバで腹ごしらえ。ドリップコーヒーのtallサイズとローストチキンレモンバターサンドを食べました。窓際の席に座り、公園の景色を眺めながらのランチ。まったりしたひととき。





その後、池の周りの藤棚をゆっくり見ながら散策。風にのって藤の甘い香りが漂ってきました。池には例年この時期に見られる鯉のぼりがはためいています。ちょうど藤が見ごろですが、平日なので適度な人出です。







池の周りでは、テントの下で、お弁当やお菓子を売っていて、私もお土産に柏餅を一パック買いました。
藤の里広場は、数年前より藤が成長し、見応えのある景観になっていました。2人連れの女性にカメラのシャッターを頼まれました。



最後は運動のために、公園の一番高い地点にある古墳広場まで登りました。古墳広場に向かう上り坂の山道を歩いていたとき、鶯の声が聞こえました。新緑の下を風に吹かれながらとても気持ちよく歩けました。山頂の展望台から眺めた冨士は春霞の向こうにうっすら雪の山頂だけが浮かんでましたが、写真だとわかりませんね。^^;  古墳広場の休憩場で、柏餅を一つ食べました。



久しぶりに満開の藤を堪能しました。今日の歩行距離は3.8キロほど。8600歩ほどの適度な運動になりました。
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流星の絆

2016-04-19 08:10:44 | 
東野圭吾さんの「流星の絆」を読みました。小学生だった幼い3兄妹が、夜中にこっそり窓から抜け出し、ペルセウス流星群を見に行った夜。天候悪化で流星は見られなかったが、彼らが帰宅した時、裏口の戸があいていて両親は刺殺されていた。犯人が残したと思われた唯一の物的証拠だった透明の白いビニール傘に指紋はなく、手がかりは次男が裏口から出てきて走り去った男の横顔を目撃していたことだけだった。似顔絵を作り、それをもとに捜査が開始したが、捜査は難行し、犯人不明のまま14年の歳月が流れた。児童養護施設に預けられた3兄妹も成長し、施設を出て暮らしていた。彼らは犯人を見つけたいという思いで、今も固い絆で結ばれていた。ある日、妹の静奈が詐欺にひっかかり、30万をだまし取られた。長男の功一は、逆に他人から金をだまし取ればいいと提案し、見事30万をだまし取った。その後、デザイン事務所に勤めてた功一も会社で詐欺にあい、会社倒産で職を失った彼らは詐欺稼業を本格的に始めた。詐欺の計画や準備は長男の功一が担当し、演技と扮装が上手な弟の泰介と美人の妹、静奈が実行犯となって詐欺を重ねていた。彼らの狙いは金持ちの男から金を巻き上げることだった。最後に大きな詐欺をして、大金を巻き上げようと計画した彼らは、都内で何店舗もレストランを経営するとがみ亭の御曹司、戸神行成をターゲットにした。ところが、妹の静奈の見張り役としてレストランのそばで待機していた泰助が、行成の父の、政行を目撃する。その男こそ、泰助があの夜、目撃した男だった。時効まであと1年に迫った殺人事件の実行犯を追い詰め、警察に政行を容疑者として捜査してもらうために、功一たちは、新たに証拠品を準備し、警察を動かそうとするのだった。真犯人は誰なのか、後半の展開がスリリングで一気読みしました。お薦めです。
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東西の絶景

2016-04-15 18:00:50 | 美術
静岡県立美術館の開館30周年記念展の東西の絶景を見てきました。今年度、県立美術館のボランティアをするにあたり、11日(月)に学芸員さんの解説付きで内覧会に参加し、一通り見ることができましたが、昨日は、一人でもう一度見たくて行ってきました。この展覧会は、4月12日(火)~6月19日(日)までの会期で、美術館が収蔵する名品の数々を一堂に見せるめったにないチャンスです。第一章「日本画-豊饒なる山水/風景」と第五章「コレクションを伝える」の部屋で、前期後期で絵画等の入れ替えがあります。写真は研修時にもらったものでファイルに閉じてしまったため、閉じ穴がついてしまっていますが、ポスターの一部です。画像をクリックすると大きくなります。



第一章の式部輝忠の富士八景図は、富士山の風景の掛け軸で、8つあるうち、前期に1~4幅、後期に5~8幅が展示され、16世紀初めのもので、県立美術館の収蔵品で、最も古いものだそうです。どの日本画も美しいですが、県立美術館の顔ともいえる伊藤若冲の樹花鳥獣図屏風は、前期のみの展示です。ガラスケースいっぱいに広がる大きな屏風はとても美しく必見だと思います。右側の屏風は動物、左側の屏風は鳥が描かれています。ポスター上部に一部あしらわれていますが、まるまるとした白象が印象的。大好きな絵です。この第一章は特に見どころ満載。ぜひ足を運んでください。個人的にすごく好きで見とれたのは、下村観山と横山大観の日・月蓬莱山図。観山が太陽の照る蓬莱山を大観が月夜の蓬莱山を描き、とても美しい。そして秋野不矩の廻廊。金箔を使った日の当たる部分と影の部分のコントラストが鮮やかで、美しい。照明の当て方もとても良いと思います。廻廊も前期のみの展示です。私は西洋画よりも日本画の美しさに惹かれるので、第一章をたっぷり楽しみましたが、第五章までそれぞれの意図に基づいて展示される内容はとても充実していました。第二章は日本人の油彩画。第三章は西洋-近代の風景画、第四章は戦後から現代へ。お気に入りの絵がきっと見つかると思います。

後期に入ると池野大雅の龍山勝会・蘭亭曲水図屏風(重要文化財)の展示があり、横山大観の群青富士(ポスターの一部にあしらわれています)も出てきます。そのほかにもどんな絵が見れるか楽しみ。後期も行くつもりです。4月24日(日)に「あれから30年-日本画収集をふりかえって」という講演があるので行ってみようかと思います。講師は山下善也氏(東京国立博物館主任研究員、元県立美術館主任学芸員)です。きみまろ風のタイトルですね。(^^ゞ

写真は私が昨日、美術館で買ったシャープペンシル。たまたま筆記具を忘れてしまったので、買いました。展示室にもちこむには、鉛筆またはシャープペンシルなんです。



模様はぷーさんです。


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偉大なるしゅららぼん

2016-04-09 10:49:42 | 
万城目学さんの「偉大なるしゅららぼん」を読みました。物語は琵琶湖の近くの石走に住む湖の民、日出家と棗家の一族の話を軸にしています。琵琶湖から超能力をもらい、その能力をうまく使いながら一家を繁栄させてきた日出家。琵琶湖から超能力をもらい、剣術師範の家として栄華を誇った棗家。日出本家は商売で巨万の富を築き、日出一族は琵琶湖周辺に多く住み、今も安泰だったが、棗家の人々は日出家の金の力で地方に追いやられ、現在、石走に住む者は本家の一家のみとなっていた。道場の経営も苦しく没落していた。この物語の主人公、日出涼介は生まれながらにして湖の民の力を宿していたため、湖西の実家を出て、元藩主の広大な城を住まいとする日出本家に寄宿し、竹生島でその能力を開花すべく修行を始めた。本家の息子、日出淡十郎と涼介は石走の高校に通う1年生同士。同じクラスに配属され、淡十郎が校長の娘、速瀬に恋したり、涼介が、モテモテでいけすかない棗広海に反発したりの平和な日々だった。ところがある日、速瀬の父親で、石走高校の校長であった彼が、突然、日出本家にきて、城から立ち退くよう一家に迫る。速瀬家はかつての藩主の末裔であり、先祖が日出家により、城を取られたといういきさつがあった。その場で、淡十郎の父、淡九郎は、突然、校長にって石のように変えられてしまった。校長は、一家が城を明け渡し、日出一族が琵琶湖周辺から全員立ち去るなら、淡九郎をもとにもどすと言うのだった。一方、棗家にも速瀬校長はやってきて、石走から立ち去るように迫った。父、妹の二人を、石のように変えられてしまった広海は、窮地に陥る。ここから後半は、怒涛の戦いの場面になります。校長は、ものすごい超能力の持ち主だったのか!? すごく奇想天外な話ですが、面白い。万城目学さんの本は、「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」「プリンセストヨトミ」なども読みましたが、どれもとても面白かったです。ファンタジー好きな人にお薦めです。
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犬山~名古屋オフ

2016-04-07 19:35:15 | 旅行
4月2日、3日にかけて犬山~名古屋でオフをしました。メンバーは私を含めて4人。翌日は2人。少人数のオフも良いものです。2日、3日は犬山祭りでしたので、祭りと花見を楽しみ、夕飯はYさんのご贔屓の居酒屋「越路」でお酒と料理を堪能しました。犬山城は国宝ですが上ったことがあるので、今回は、初めて見た車山の見学をメインにしました。全部で13輌の車山があるそうですが、2つの車山のからくり人形を見学しました。犬山祭りは1635年に始まる針綱神社の祭礼で、毎年4月の第一土日に行われるのだそうです。



針綱神社にもお詣りしました。針綱神社の石段はかなりの段数があり、上から眺めた通りはすごい人出で、浅草の仲見世のような賑わいでした。



そのあと、木曽川沿いの桜並木をそぞろ歩きました。桜はちょうど見ごろでした。道沿いにあった喫茶店「貴船」に入り、休憩しました。5時過ぎになったので、Sさんを犬山遊園駅まで送り、私たち3人は、夕飯の店に行きました。越路で食べたお刺身、イノシシ鍋、ホタルイカ、サラミソーセージ、菜の花の和え物など、どれも美味しかったです。ワイン、日本酒、焼酎と3種類もお酒を飲みましたが、料理もたくさん食べたし、ゆっくり飲んだので大丈夫でした。お土産に女将さん手作りのフキ味噌までいただいて、大満足でした。その晩は、犬山シティホテルにHさんと一緒に泊まりました。ホテルまでの帰り道で、2台の車山を見ました。夜は車全体に提灯が灯り綺麗でした。提灯は蝋燭の灯りなんだそうで柔らかな灯の色でした。車山に乗っていた子供たちが、きっと祭りを受け継いでいくんだと思いました。若い男性達が「よいしょ~!」という掛け声をあげて車山を力いっぱい押し上げるところも見ました。

翌日は、Hさんと2人で名古屋観光をしました。めーぐるという観光用のバスを利用しました。500円で1日乗り放題の乗車券を買いました。めーぐるは市内の主な観光場所にひととおり止まりますが、見学は2か所に絞りました。名古屋出身の私も行ったことがなかった徳川園とノリタケの森に行きました。徳川園は尾張藩第二代藩主、徳川光友が1695年に隠居所として大曾根屋敷を造営したことが起源だそうで、当時の敷地は13万坪(44ha)だったそうです。昭和6年に十九代義親が名古屋市に庭園と邸宅を寄贈し、改修整備後、「徳川園」として一般公開しましたが、戦争で焼失したため、戦後は現代的な都市公園として開放していましたが、平成13年から日本庭園として再整備し、平成16年から公開するようになったのだそうです。龍仙湖という大きな湖を中心に梅、花桃、椿、枝垂れ桜、ボタンなど、季節を通じて花が楽しめる池泉回遊式庭園でした。結婚式もできるらしく、何組かの和服の花嫁花婿が庭園で記念撮影をしていました。





水禽屈がありました。竹に耳を当てると微かにきれいな水音が聞こえました。







次に行ったノリタケの森は、陶器のメーカーノリタケの歴史と現在を知ることができる施設で、クラフトセンターの美術館ではオールドノリタケの数々の展示を見ることができました。1階では、ツボや置物などの製造工程も見学できました。レストランもカフェもあり、陶器が好きな人にはお勧めの施設でした。ショップでは、すごく高価な芸術品的なものから日常使えそうな食器まで多く販売されていました。陶器でできた美しいお雛様が飾ってありました。Hさんを3時半頃、名古屋駅に見送り、私は長男夫婦と会い、静岡に戻りました。
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