ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

社会の「場」つくり 児童養護施設とのご縁ができました!

2017-05-11 07:53:33 | 日記
児童養護施設「広尾フレンズ」に、私が勤めている会社で扱っているコミックス本を寄贈しました。
施設に伺い、副施設長の方から、児童養護活動と社会の実態を聞かせていただきました。

自分自身、今迄、育児放棄や自分の子供を虐待する親がいる事は、テレビのニュースで知る程度でしたが、ネグレクトやDV被害に遭って、児童養護施設に入所している子供たちの実情をほとんど知りませんでした。

「広尾フレンズ」は社会福祉法事の福田会(ふくでんかい)が運営している養護施設です。100年以上の歴史を持ち、一貫して恵まれない子供たちの救済を行なっています。
広尾ガーデンヒルズやオマーン大使館に程近い広尾の閑静な場所にあり、40名以上の3歳から18歳までの親元で生活できない子供たちが暮らしています。

施設には、子供たちの心のケアを行なうプログラムの一貫で、図書室があります。
コミックス本は、子供たちが楽しみとしているとの話を伺い、私自身、会社人として、また一私人として、子供たちの心に少しだけかもしれませんが、「喜び」と「幸せ」を提供出来た事を嬉しく思いました。

今回のコミックス本の寄贈は、会社のCSR活動の一環ではありますが、私が今迄意識していたCSRの意味や意義を改めて考え直すきっかけとなりました。

CSRとは、「企業の社会的貢献」と言われています。

社会的貢献とは何でしょうか!

例えば、環境を守る植林事業への寄付、地震等自然災害で被災された方々の暮らしを支援する寄付やボランティア行動、恵まれない子供たちや社会弱者への支援....等 「人間社会」で起きている様々な歪み、不運、そして複雑な想いの錯綜に「人間社会」が相互扶助してゆく活動が、「社会的貢献」だと思います。

恵まれた立場の企業や人たちが、そうでない人たちを支える事は、打算や計算されたものであってはなりません。
CSR活動を、「コスト」とか「投資効果」とかの視点でみるのは、正に打算の意識だと思います。

企業経営者や組織の意思決定に関与しているステークスホルダーの方々は、会社視点での計算の前に、人間として、また、人社会の一員たる企業人として、CSR活動に理解を深めていただきたいと思います。

私自身、これからは、組織の「場」つくりを超えた社会の「場」つくりとしてのCSR活動に積極的に参加してゆきたいと思っています。