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「働き方改革」が必要とされる日本の社会意識!

2018-12-13 09:00:07 | コラム

世界中で「働き方改革」を声高に掲げている国は日本以外にはありません。

日本での「働き方改革」の主軸は「長時間労働の是正」です。「働き過ぎ」というか「働かせ過ぎ」の労働時間環境を適正に改善してゆく運動!を国が旗振りをしています。

年間労働時間に上限を設け、「ワークライフバランス」を組織社会に強制適用させないと、変わらない日本の組織社会の意識!
医師の労働時間にも上限が設けられる国を、世界の国々はどのように見られているのでしょうか。

私見ではありますが、海外、特に欧州の国々では「チェンジ・ワーキング」ではなく「フレキシブルワーク」の意識が根底にあり、個々人の裁量労働範囲をどれだけフレキシブルにして、働く人たちの暮らしレベルを維持向上しながら、組織の生産性を高めてゆくか の議論がなされているように感じます。

何故、日本では「チェンジワーク」をしなくてはならないのでしょうか。

欧州社会と日本社会では「働く」という「意味」に意識差があるからかも知れません。

自分自身の「幸福人生時間」の一部が「組織時間」と考えるのか、終身雇用に担保された出世競争期間たる「組織時間」の一部が「人生時間」とするのかは意識差です。

ある方が「日本の戦後はまだ終わっていない」と発言されていました。
戦後70年間以上の時間経過があり、日本はとっくに豊かな国になった!筈です。

でも、まだ戦後の状況と言われた意味を、私なりに解釈してみると、日本社会は、日本人の勤勉さと、我武者羅スピリッツで「物や環境の豊かさ」だけは世界に誇れるポジションとなりましたが、「心の豊かさ」はそれに追随していないところがまだまだあることへの警鐘が「戦後」と言われたのではないかと思います。

努力や我武者羅意識はとても大切な生きる糧であることは間違いありませんが、何のために一所懸命になるのか!

「働き方改革」の背景にある「人生シフト改革」は「幸福人生」創造の手段である事を、働く人、一人一人が意識してゆくことが大切だと思います。