医師の世界にも、医者の本来あるべき姿がどういうものかを考え、奮闘されている方いらっしゃると思います。派閥争いもあるでしょうが、医術は仁術(じんじゅつ)であるということを忘れずに頑張ってほしいのです。誰かが訴え続けなければならないのですから。私も死ぬ直前まで理想を訴え続けているでしょう。また、それをやめた時は、私が芸術をやめる時であり、すなわち「死」を意味するのです。
私はことあるごとに「音は人なり」と揮毫(きごう)をします。つまり、音を奏でるのはその人であり、そこから生まれる音はその人の人間性そのものであるという意味です。
もし私が医者であれば「医は人術なり」と書くでしょう。
私はことあるごとに「音は人なり」と揮毫(きごう)をします。つまり、音を奏でるのはその人であり、そこから生まれる音はその人の人間性そのものであるという意味です。
もし私が医者であれば「医は人術なり」と書くでしょう。