廃炉工程表 来春ごろ見直しへ NHK
廃炉工程表 来春ごろ見直しへ
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた工程表について高木経済産業副大臣は、溶け落ちた核燃料の取り出しに関してより細かい工程の策定を地元の自治体が求めていることなどを受けて、来年の春ごろに見直す考えを明らかにしました。
これは20日、福島市で開かれた会議の中で高木経済産業副大臣が明らかにしました。
福島第一原発の廃炉に向けた工程表は、政府と東京電力が透明性をもって廃炉を進めるため核燃料の取り出し時期などの目標を定めて公表しているもので最近では、去年6月に改訂しています。
この工程表について高木経済産業副大臣は、20日の会議の中で来年の春ごろに見直す考えを明らかにしました。
工程表は▼4号機の使用済み燃料プールからの燃料取り出しの開始までを「第1期」▼溶け落ちた核燃料の取り出し開始までを「第2期」▼さらに建屋の解体など廃炉を終えるまでを「第3期」としていて、最長で40年かかるとしています。
国の担当者によりますと、このうち核燃料の取り出しについての細かい工程がつくられておらず、地元の自治体から技術開発の時期などを含めた具体的な目標を盛り込むことを求められていることや東京電力が津波と地震の大きさの想定を見直したことなどから現在の工程表を見直すことになったということです。
国はこの見直しによって廃炉作業の工程全体に遅れが出るかどうかは今の段階では分からないとしています。
10月20日 21時19分
廃炉工程表 来春ごろ見直しへ
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた工程表について高木経済産業副大臣は、溶け落ちた核燃料の取り出しに関してより細かい工程の策定を地元の自治体が求めていることなどを受けて、来年の春ごろに見直す考えを明らかにしました。
これは20日、福島市で開かれた会議の中で高木経済産業副大臣が明らかにしました。
福島第一原発の廃炉に向けた工程表は、政府と東京電力が透明性をもって廃炉を進めるため核燃料の取り出し時期などの目標を定めて公表しているもので最近では、去年6月に改訂しています。
この工程表について高木経済産業副大臣は、20日の会議の中で来年の春ごろに見直す考えを明らかにしました。
工程表は▼4号機の使用済み燃料プールからの燃料取り出しの開始までを「第1期」▼溶け落ちた核燃料の取り出し開始までを「第2期」▼さらに建屋の解体など廃炉を終えるまでを「第3期」としていて、最長で40年かかるとしています。
国の担当者によりますと、このうち核燃料の取り出しについての細かい工程がつくられておらず、地元の自治体から技術開発の時期などを含めた具体的な目標を盛り込むことを求められていることや東京電力が津波と地震の大きさの想定を見直したことなどから現在の工程表を見直すことになったということです。
国はこの見直しによって廃炉作業の工程全体に遅れが出るかどうかは今の段階では分からないとしています。
10月20日 21時19分