大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

ユリの木 宮沢賢治の贈り物

2011-01-24 12:57:04 | 旅行

                        ユリの木



 先日、青森から奥羽本線で秋田に向かい、そのまま秋田新幹線で角館駅で下車しました。大変な大雪で思わず全身が氷つきそうになりました。特にこれといった目的も無かったのですが、みちのく小京都の冬を散策してみました。武家屋敷の一つである河原田家の庭には宮沢賢治から頂いた種から成長したと言われている『ユリの木』があるのをふと思い出し、それを数年ぶりに見に行くことにしました。地元の人もあまり知っている人がいないそうです。河原田家の前で高齢のばあちゃんに宮沢賢治のゆかりの木を知っていますか?と尋ねたのですが知らないとのこと、しばらくして長靴を履いた60代後半の地元のおとうさんに聞いたら「あの木だよ、半纏木(はんてんぼく)と言うのが正式な名前らしいけどちっちゃな頃からリスの木と呼んでいたんだ。今でもリスが住んでるよ」と説明してくれました。と同時に「自分は河原田家の当主と同級生で河原田家先先代当主が盛岡高等農林学校時代友達で宮沢賢治が河原田家に遊びに来た時に種を蒔いたらしいと聞いている」とのこと。雪が激しく降っている中でユリの木を眺めて何枚か写真を撮ってみました。約90年間で高さは28m、幹周りが3mの巨木に成長しました。あいにく河原田家の門は閉まっていて樹木のそばには行けませんでしたが、宮沢賢治という東北が生んだ巨人のロマンに想像力を働かせることができました。良かったらどうぞユリの木を見学に行かれたらいかがでしょうか。


 

 

  

 

  

   

 

観光客へのサービスもかねて、駅前で餅つき大会がありました。お酒やお汁粉も無料で大サービスしていました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。